科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 法学
科目番号 0102 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 中川淳『法学講義[第2版]-基礎へのアプローチ』(世界思想社・本体1300円+税)
担当教員 猿木 恭二

到達目標

1:法律学の基本概念を習得する。
2:法的思考方法を身につける。
3:社会には様々な人々がいて、それぞれが違った考え方を持つことを理解すると共に、誰にでも言い分があるということを意識して、きちんとそれに耳を傾ける態度を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 法律学の基本概念について説明できる。法律学の基本概念について理解し、中間試験・期末試験において合格点を取ることができる。法律学の基本概念を理解できていない。
評価項目2法的思考方法を習得し、様々な法的問題について自身の考えを論理的に表現できる。法的問題について自身の考えを持っている。法的問題について考えようとしていない。
評価項目3議論の際に、他人の意見を踏まえて発言できる。議論の際に、他人の意見に耳を傾けることができる。議論の際に、他人の意見に耳を傾けることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (B3)海事技術者としての専門知識 説明 閉じる

教育方法等

概要:
社会人として、一市民として必要な法的素養について学ぶ。
授業の進め方・方法:
基本的には講義形式で行うが、回によっては、グループワークや、個人での口頭発表などを取り入れる場合がありうる。学生の積極的な参加を期待する。
注意点:
・高専4年生=大学1年生である。高校から大学へ進む者のように、学校が変わるわけではないが、3年生までの延長のような気分では困る。高等教育機関の「学生」として振る舞うこと。
・自分の頭で考えぬくこと。
・友人と議論するなどして様々な考えに触れること。 他者の意見にきちんと耳を傾けること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション 法学を学ぶ目的、学ぶ内容、授業の進め方、また、この授業の到達目標、履修上の注意点、評価方法などについて理解し、説明できる。
2週 社会生活と法 社会規範、法規範、法と法律の違いについて理解し、説明できる。
3週 法と道徳 法と道徳の関係について理解し、説明できる。
4週 法の存在形式と目的 法はどのような形で存在するか(法源)、法律の目的、法の理念について理解し、説明できる。
5週 法の種類と体系 法はどのように分類されるか、また、法体系と憲法について理解し、説明することができる。
6週 法の適用と解釈 前半のまとめ 法の適用と法の解釈について理解し、説明することができる。
既習事項(前半)を復習し、その内容について説明できる。
7週 中間試験 合格点をとることができる。
8週 解答返却・解説 試験結果と照らし合わせて復習し、これまでの学習事項をきちんと理解できる。
4thQ
9週 婚姻・家族と法 家族法の基本原則とは何か、また、婚姻と離婚、親子関係について法律(民法)ではどのように規定されているかを理解し、説明できる。
10週 住居と法 住所、家屋の所有権、借家関係について、法律(民法、借地借家法)ではどのように規定されているかを理解し、説明できる。
11週 契約と法 契約自由の原則とは何か、また、契約の成立と効力、債務不履行について、法律(民法)ではどのように規定されているかを理解し、説明できる。
12週 不法行為と損害賠償 不法行為と過失責任の原則とは何か、また、不法行為の成立要件、不法行為責任について、法律(民法)ではどのように規定しているかを理解し、説明できる。
13週 犯罪と法 犯罪と刑罰、犯罪の成立、犯罪の種類、刑罰、また、罪刑法定主義とは何かについて理解し、説明できる。
14週 紛争と法的解釈 後半のまとめ 裁判、和解や調停など紛争の法的解決のしかたについて理解し、説明できる。
既習事項(後半)を復習し、その内容について説明できる。
15週 期末試験 合格点をとることができる。
16週 解答返却・解説 試験結果と照らし合わせて復習し、これまでの学習事項をきちんと理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。3
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。3
分数式の加減乗除の計算ができる。3
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。3
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。3
複素数の相等を理解し、その加減乗除の計算ができる。3
1元連立1次不等式を解くことができる。1
基本的な2次不等式を解くことができる。1
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。3
因数定理等を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。3
簡単な連立方程式を解くことができる。3
無理方程式・分数方程式を解くことができる。3
1次不等式や2次不等式を解くことができる。3
恒等式と方程式の違いを区別できる。3
無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。1
関数のグラフと座標軸との共有点を求めることができる。1
2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。3
分数関数や無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。3
指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。2
三角比を理解し、三角関数表を用いて三角比を求めることができる。一般角の三角関数の値を求めることができる。1
三角比を理解し、簡単な場合について、三角比を求めることができる。3
角を弧度法で表現することができる。3
三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000