応用先端材料

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 応用先端材料
科目番号 0114 科目区分 専門 / コース選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 資料を配布          参考書:トゥモローズマテリアル(内田老鶴圃)など(購入する必要はない)
担当教員 伊藤 友仁,山口 康太

到達目標

1.資源問題、および金属、樹脂、セラミックスの分類を学び、それらの特性を理解する。
2.先端材料の具体的な実用化例や知的財産を理解する。
3.実習を通じてもの作りの重要性を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1金属、樹脂、セラミックス等、材料の概要が説明ができる金属、樹脂、セラミックス等、材料の概要が理解できる金属、樹脂、セラミックス等、材料の概要が理解できない
評価項目2材料に関係する世界の資源、エネルギー問題を説明できる材料に関係する世界の資源、エネルギー問題を理解できる材料に関係する世界の資源、エネルギー問題を理解できない
評価項目3材料とものづくりの実施例を説明できる材料とものづくりの実施例を理解できる材料とものづくりの実施例を説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
資源、エネルギー問題や新素材について、基礎から応用までを学ぶ。
基礎的確認事項として、他で学ぶ工業材料の基礎知識を必要とする。
材料特性を活かした応用例などを実習等で学ぶ。
※実務との関係
 この科目は、企業で自動車全般の材料に関する研究開発を担当していた教員が、その経験を活かし、材料特性等に関する技術について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
1.授業方法は講義と実習から成り、関連した演習問題や課題の発表や提出を適宜求める。
2.演習等の発表、提出は平常点に加算され、欠席した場合の考慮はしない。
3.予習復習と既習事項の練習は基本的に受講者の責任であるが、授業時間外でも質問を受付ける。
注意点:
・課題提出の期限は必ずまもること。期限遅れは減点することがある。
・後半の材料試作に関しては変更することがある(選択者数の状況による)。
(新型コロナウィルス他の感染状況等の状況次第では、シラバスの授業内容・方法と評価割合などが変更されることがある。)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンスと材料基礎 授業の概要
材料に関係する地球の資源問題の概要を学ぶ
2週 資源とエネルギー問題を理解し、各種データーを読み取る 資源・エネルギー、人口問題について各自の意見を発表する
資源・エネルギーに関するデーターを読み取る
3週 材料の基礎(1) レアアース・レアメタルの概要を理解する
材料の3分類の概要を理解する
4週 材料の基礎(2) 材料の3分類、および材料の基礎特性を説明できる
5週 材料の基礎(3)
光触媒、超伝導材料などの機能材料について理解する
知的財産の基礎を学習する
6週 知的財産について 知的財産の意義と戦略的利用法について理解する(各自で考えた知的財産の相互発表)
授業前半の復習
7週 中間試験 中間試験
8週 機能材料の基礎(1)
低温超伝導と高温超伝導の材料について理解する。
4thQ
9週 機能材料の基礎(2) 超伝導のメカニズムについて理解する。
10週 機能材料の基礎(3) 超伝導材料の形(線材とバルク体)について理解する。
11週 機能材料の応用(1) 超伝導材料のもつ臨界温度について理解する。
12週 機能材料の応用(2) 超伝導材料のもつマイスナー効果について理解する。
13週 機能材料の応用(3) 超伝導材料の持つピン止め効果について理解する。
14週 先端材料のまとめ 先端材料の概略が説明できる
15週 期末試験 期末試験
16週 試験返しと全般の復習 試験返しと復習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ合計
総合評価割合601001020100
基礎的能力600010070
専門的能力01000010
分野横断的能力00002020