練習船実習(航海)

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 練習船実習(航海)
科目番号 0124 科目区分 専門 / コース必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 鳥羽丸実習ノート・航海学概論・地文航法・天文航法・天測計算表・はじめての船上英会話・鳥羽丸にて作成した資料を適宜配布
担当教員 齊心 俊憲

到達目標

1.実船による実習と船内生活の体験を通じて、船舶の運航に必要な基礎的な技術・知識を養い、また、船員の職務・習慣を認識することを目標とする。
2.実習は、座学で学んだ内容を実践で体得することを目標とする。
3.船舶の運航に必要な技術を習得し、航海士として船舶を運航するために必要な知識を確実に身に付ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1船内生活を通じて、基礎的な技術・知識・船員の職務・習慣を十分理解し説明できる。基礎的な技術・知識・船員の職務・習慣を理解できる。基礎的な技術・知識・船員の職務・習慣を理解できず、説明できない。
評価項目2座学での内容を十分理解し実習中に行うことができる。座学での内容を理解できるが実習中に行うまでは、できない。座学での内容を理解できない。
評価項目3実習内での作業を率先して行い、技術や知識を習得できる。実習内での作業を行い、技術や知識を、ある程度理解できる。実習内での作業を行うが、技術や知識を、理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (B3)海事技術者としての専門知識 説明 閉じる

教育方法等

概要:
先ず、慣海性を養う。船上実習や座学を行うことで、船舶の運航に必要な基礎的な技術・知識を身に付け、船舶職員として要求される船内の安全維持と災害防止等を理解する。
船舶職員として必要なシーマンシップやリーダーシップ及びコミュニケーション能力などを身に付ける。
授業の進め方・方法:
座学と現場実習を班分けして進め、実習は安全に留意し、時間の厳守、船内秩序維持のための数々の習慣を守る。乗船実習終了後、一週間の期限で実習に関連した課題を提出させる。下船試験を実施する場合は課題の提出はなし。
注意点:
練習船実習は、実船であるので危険と隣り合わせである。したがって、乗船中は各自十分に注意すること。
前回までに実施した実習内容は、すべて体得していることを前提として実習を行うので、前回までの実習内容は必ず復習しておくこと。
評価は、「乗船・態度」では、出席及び実習の態度(服装)の合計。「航海実習」では、航海に関する実習の積極性及び成果、レポート、下船試験の合計。
練習船実習は、原則としてすべて出席しなければならない。よって、体調管理には各自万全を尽くすこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 船舶要務 船内要務、運航概要、乗組員の管理及び訓練の習熟
2週 当直実習 船橋当直法、停泊当直法の理解、海上衝突予防法、海上交通安全法、港則法の概要の習熟
3週 運用実習 船舶の構造、設備、復原性及び損傷制御、出入港法、操船法、投抜錨法、保守、整備法、甲板機器の取り扱い、性能測定の習熟
4週 航海実習 航海計器、潮汐及び海流、地文航法、天文航法、電波航法、航海計画の概要の習熟
5週 保安応急 非常措置、環境汚染の防止、救命実習、損傷制御、応急運転法、船内作業の安全の習熟
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 船舶要務 船内要務、運航概要、乗組員の管理及び訓練の習熟
2週 当直実習 船橋当直法、停泊当直法の理解、海上衝突予防法、海上交通安全法、港則法の概要の習熟
3週 運用実習 船舶の構造、設備、復原性及び損傷制御、出入港法、操船法、投抜錨法、保守、整備法、甲板機器の取り扱い、性能測定の習熟
4週 航海実習 航海計器、潮汐及び海流、地文航法、天文航法、電波航法、航海計画の概要の習熟
5週 保安応急 非常措置、環境汚染の防止、救命実習、損傷制御、応急運転法、船内作業の安全の習熟
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験乗船・態度航海実習機関実習ポートフォリオその他合計
総合評価割合05050000100
基礎的能力050000050
専門的能力005000050
分野横断的能力0000000