到達目標
1:実社会に関心を持ち、これからの社会を担っていく主権者としての自覚を養う。
2:社会科学の基本的な素養を身につけ、社会を見る目を養う。
3:現代社会において生じる様々な問題について、主体的に考察し、多角的な観点から捉える力を身につけると共に、自身の意見を論理的に記述できる能力を身につける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 現代社会における諸問題に対し、当事者意識を持ち、きちんと自身の意見を持ち、また、行動しようとしている。 | 現代社会における諸問題に対し、当事者意識を持っている。 | 現代社会における諸問題に対し、当事者意識を持っていない。 |
評価項目2 | 学習した事項について十分な知識を有している。 | 学習した事項についてひととおりの知識を有している。 | 学習した事項についての知識が不十分である。 |
評価項目3 | 現代社会における諸問題に対する自身の意見を十分な根拠を挙げ、論理的に表現することができる。 | 現代社会における諸問題に対する自身の意見を持ち、その理由を挙げることができる。 | 現代現代社会における諸問題に対する自身の意見を持っていない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
現代社会には様々な社会問題がある。それぞれの社会問題について皆それぞれの意見をもっているが、自分と同じく独自の意見を持っているであろう他者に対し、共有できる言語でこれを伝え、議論を深めることは非常に難しい。本授業では様々な社会問題の中から1つのテーマを選び、グループ学習を通じて問題の背景に関する情報収集やこれらを論理的に考察する方法、他者に伝える技術などを学ぶ。
授業の進め方・方法:
・グループワークを中心とした授業である。学生は3年次に使用した『現代社会』教科書の中からグループごとに1つテーマを選択し、授業時間中にPCや図書等を用いてデータや資料を収集し、これを考察し、結論を出す。
・口頭での発表(PPTや板書等を用いる)を数回課す。それに対して教員は助言を与える。
・この科目は学修単位科目のため、十分な事前・事後学習が期待されている。
・初回の授業で3年次に利用した『現代社会』の教科書を持参すること。
注意点:
【授業日程】
・試験のない授業であるため、試験期間中の授業(7週目と15週目)は通常とは異なる日程で行われる。
【授業進度】
・履修者やグループの数に応じて、授業計画は変更される可能性がある。なおその際は、授業中に履修者へ伝える。
【成績評価】
① グループ点(65%)
・発表点(60%):グループで行う発表を評価する。
・相互評価(5%):最終発表の際、各グループの報告に対して学生間で相互に評価する。
② 個人点(35%)
・態度(25%):中間・最終発表の際に他グループの報告に対して質問を課す。これを評価する。
・ポートフォリオ(10%):各グループの発表について報告書の作成を課す。これを評価する。
*履修者数により、評価割合が変更となることがある。なおその際は、授業中に履修者へ伝える。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
この授業の到達目標、履修上の注意点、評価方法などについて説明できる。現代社会がかかえる諸問題について概説できる。
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2週 |
調べ学習① |
選択した社会問題についてICTや図書等を通じて情報を収集し、問題全体を理解・説明できる。
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3週 |
初期発表 |
選択した社会問題についてどのような視点から報告を行う予定であるか概要を発表できる。
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4週 |
調べ学習② |
中間発表に向けて今までの学習の成果を分かりやすくまとめることができる。
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5週 |
調べ学習③ |
上に同じ。
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6週 |
中間発表① |
担当する社会問題について他者に対し明快に説明し、課題の社会的意義や解決策の重要性について説明できる。また、他者の報告を聞き、適切な助言を与えることができる。
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7週 |
中間発表② |
上に同じ。
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8週 |
中間発表③ |
上に同じ。
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4thQ |
9週 |
調べ学習④ |
他者から得られた助言に基づき、担当する社会問題の解決に向けて軌道修正できる。
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10週 |
調べ学習⑤ |
問題解決に向けてアイデア創造などで合意形成をとりながら発展的な考察を行える。
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11週 |
調べ学習⑥ |
自らが提示した解決策の問題点と限界について理解できる。
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12週 |
調べ学習⑦ |
最後の発表に向けてチームの一員として他者の意見を尊重し、コミュニケーションをとりながら作業を進めることができる。
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13週 |
最終発表① |
中間発表で得られた助言を踏まえ、自らの担当する社会問題について他者に対し明快に説明し、課題の社会的意義や解決策の重要性について説明できる。また、他者の報告を聞き、適切な助言を与えることができる。
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14週 |
最終発表② |
上に同じ。
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15週 |
最終発表③ |
上に同じ。
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16週 |
なし |
なし
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 60 | 5 | 25 | 10 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 60 | 5 | 25 | 10 | 0 | 100 |