計測制御工学1

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 計測制御工学1
科目番号 0185 科目区分 専門 / コース必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 計測工学:
担当教員 小川 伸夫

到達目標

1.計測については、データ整理法、各計測の原理を学ぶ。
2.自動制御については、伝達関数、極の意味を理解し制御器を設計できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1計測については、データ整理法、各計測の原理を理解し、応用できる。計測については、データ整理法、各計測の原理を理解できる。計測については、データ整理法、各計測の原理を理解できない。
評価項目2自動制御については、 伝達関数、極の意味を理解し制御器を設計でき、用できる。自動制御については、伝達関数、極の意味を理解し制御器を設計できる。自動制御については、 伝達関数、極の意味を理解し制御器を設計できない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (B3)海事技術者としての専門知識 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この教科は、計測と制御という2つの異なる分野を学ぶ。
計測の目的は、データ処理の方法と、各物理量の測定原理、測定法を学ぶ。
制御では、PIDフィードバック制御器を理解できることを目的として、伝達関数、極などの概念を学ぶ。この授業を受けることで、各物理量の計測法とデータ処理、制御器の設計法が理解できるようになる。
授業の進め方・方法:
この科目は、前期が計測、後期が制御と異なる2つのテーマを扱う
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 単位について SI単位を理解している
2週 単位について SI単位を理解している
3週 データ処理 統計の基礎的な事項を理解している
4週 データ処理 統計の基礎的な事項を理解している
5週 測定における諸事項 測定においての基礎的な事項を理解している
6週 各物理量の測定 回転、温度について計測法が理解できる
7週 中間試験
8週 試験の解答と解説
各物理量の測定
長さについて計測法が理解できる
2ndQ
9週 各物理量の測定 圧力について計測法が理解できる
10週 各物理量の測定 流量についての測定法が理解できる
11週 各物理量の測定 液面について計測法が理解できる
12週 各物理量の測定 導電率、比重、塩分濃度について計測法が理解できる
13週 各物理量の測定 pHについて計測法が理解できる
14週 各物理量の測定 粘度、仕事、エネルギー、仕事率について計測法が理解できる。
15週 期末試験
16週 試験の解答と解説
制御の目的
自動制御及び計装の基礎
自動制御技術の意味が理解できる
後期
3rdQ
1週 ブロック線図について ブロック線図で表す意味を理解できる
2週 ブロック線図について 複雑なブロック線図をまとめることができる
3週 伝達関数 伝達関数の定義を理解している
ラプラス変換の意味を理解できる
4週 伝達関数 入出力関係を微分方程式で表せる
5週 伝達関数 伝達関数を導出できる
6週 伝達関数について 入力に対しての出力を計算できる
7週 中間試験
8週 試験の解答と解説
安定性
極を導出できる
4thQ
9週 安定性 安定性の意味を理解できる
10週 安定性 極の位置と安定性の関係を理解している
11週 フィードバック制御について フィードバック制御の意味を理解している
12週 自動制御装置の構成及び作動 自動制御装置の構成及び作動について理解している。
13週 自動制御装置の開放、清掃、検査、計測、試験、修理、調整及び復旧 自動制御装置の開放、清掃、検査、計測、試験、修理、調整及び復旧について理解している
14週 自動制御に関するその他の事項
自動制御
15週 後期期末試験
16週 試験返却・解答

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合500010040100
基礎的能力30001003070
専門的能力2000001030
分野横断的能力0000000