練習船実習3(機関)

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 練習船実習3(機関)
科目番号 0194 科目区分 専門 / コース必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 鳥羽丸実習ノート  はじめての船上英会話  適宜、作成資料を配布
担当教員 山野 武彦

到達目標

1.実船による実習と船内生活の体験を通じて、船舶の運航に必要な基礎的な技術・知識を養い、また、
船員の職務・習慣を認識することを目標とする。
2.実習は、座学で学んだ内容を実践で実習して体得することを目標とする。
3.船舶の運航に必要な技術を習得し、航海士として船舶を運航するために必要な知識を確実に身に付け
る。


ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1船内生活を通じて、基 礎的な技術・知識・船 員の職務・習慣を十分 理解し説明できる。基礎的な技術・知識・ 船員の職務・習慣を理 解できる。基礎的な技術・知識・ 船員の職務・習慣を理 解できず、説明できない。
評価項目2実習内での作業を率先 して行い、技術や知識 を習得できる。実習内での作業を行い 、技術や知識を、ある 程度理解できる。実習内での作業を行う が、技術や知識を、理 解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (B3)海事技術者としての専門知識 説明 閉じる

教育方法等

概要:
先ず、慣海性を養う。船上実習や座学を行うことで、船舶の運航に必要な基礎的な技術・知識を身に付け、船舶職員として要求される船内の安全維持と災害防止等を理解する。
専門的知識及び技術の習得の基本的考えを身に着ける。

授業の進め方・方法:
座学と現場実習を班分けして進め、実習は安全に留意し、時間の厳守、船内秩序維持のための数々の習慣を守る。
注意点:
前回までに実施した実習内容は、すべて体得していることを前提として実習を行うの
で、前回までの実習内容は必ず復習しておくこと。
評価は、レポート、下船試験および出席(乗船)等を総合して評価し60点以上を合格とする。病欠等やむをえない事由で乗船できなかった場合は、補講を行い、可能な限り乗船実習に替える。

関連する科目
海技実習、鳥羽丸実習、実験実習I

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 機関概論 機関室プラントを理解できる
2週 機関室内機器点検要領 プラントとしての機関室内点検要領の習
3週 機関区無人化船(M0) M0船の成り立ちが理解できる
4週 M0チェックリスト  M0チェック方法を理解し説明できる
5週 指圧器線図説明 指圧器の原理及びその図より燃焼状態を説明できる
6週 馬力計算法 P-V線図より馬力計算ができ説明できる
7週 出入港準備作業 機関準備の重要性を理解する
8週 出入港準備作業 鳥羽丸の出入港の準備作業ができる
2ndQ
9週 出入港実務 主機出力変化による注意点を理解し説明できる
10週 シーケンス回路 シーケンス回路を理解し説明できる
11週 シーケンス回路 シーケンス図より電気配線ができる
12週 機関実務1 主機関運転のためプラントを理解できる
13週 機関実務2 主機関の始動・停止が説明できる
14週 機関実務3 主機関の運転状況を説明できる
15週
16週
後期
3rdQ
1週 自動制御 自動制御の基本を理解し説明できる
2週 自動制御 温調弁の作動原理を理解し説明できる
3週 燃料ポンプ図面の見方 図面より実機をイメージでき説明できる及び構造を理解する
4週 M0チェックリスト M0チェック方法を理解し説明できる
5週 出入港準備作業 鳥羽丸の出入港の準備作業ができる
6週 完成図書 必要な機器図面を捜せる
7週 油圧装置 機器及び配管の概要を理解できる
8週 補油 補油方法が理解できる。補油計画から一連の保有作業を理解し説
明できる
4thQ
9週 補油 補油計算ができる
10週 補油 実際の補油ができる
11週 船内英会話 船内基本動作号令を英語で話せる
12週 船舶要務 船内要務、運航概要、乗組員の管理及び
訓練の習熟
13週 当直実習1 機関当直法、機関運転法の習熟
14週 当直実習2


当直実習2
機関当直法、機関運転法の習熟
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度・積極性乗船その他合計
総合評価割合00050500100
基礎的能力0003030060
専門的能力0002020040
分野横断的能力0000000