国語(2年)

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 2014
授業科目 国語(2年)
科目番号 0210 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 特に使用しない。常用漢字クリア、国語要覧、随時プリント配布
担当教員 教務係

到達目標

1.常用漢字、同音異義語、対義語、類義語、慣用句等の語彙力を高める。
2.論理的な文章を読み、論の展開や論旨を読み解く。
3.文学作品を鑑賞し、人物・情景・心情等の描写を読み味わう。
4.古典文学(古文及び漢文)を鑑賞し、時代背景など基礎的知識を習得する。
5.新聞記事やコラムを読んで、「いま」を考える。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1常用漢字、同音異義語、対義語、慣用句等に強い関心を持ち、語彙力を身につけ、運用することができる。常用漢字、同音異義語、対義語、慣用句等に関心を持ち、語彙力を身につけることができる。常用漢字、同音異義語、対義語、類義語、慣用句等に関心を示さず、語彙力が不十分である。
評価項目2論理的な文章について、論の展開や論旨を深く読み解くことができる。論理的な文章について、論の展開や論旨を理解することができる。論理的な文章について、論の展開や論旨を理解することができない。
評価項目3文学的な文章について、人物・情景・心情等の描写を深く読み味わうことができる。文学的な文章について、人物・情景・心情等の描写を読み味わうことができる。文学的な文章について、人物・情景・心情等の描写を読み味わうことができない。
評価項目4古典文学(古文及び漢文)について、時代背景など基礎的知識を正しく身につけ、興味関心を示すことができる。古典文学(古文及び漢文)について、時代背景など基礎的知識を身につけることができる。古典文学(古文及び漢文)について、時代背景など基礎的知識を身につけることができない。
評価項目5新聞記事やコラムに興味関心を示し、自分なりに「いま」を考えることができる。新聞記事やコラムを読んで、「いま」を考えることができる。新聞記事やコラムに関心を示さず、「いま」を考えることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
高等専門学校といえども、3年次までは高等学校の分野を併せ持つ意味から、国語の総合的分野を学習していくことが大切である。
従って、漢字学習をはじめ、現代文のみならず、古文や漢文についても、基礎的な学習を展開していく。また、日本の将来を担う有為な人間に成長するためには、
常に「いま」を考えることが大切である。そういう観点から、様々な視点で考え、視野を広げるために、新聞記事等も教材として扱っていく。
授業の進め方・方法:
①毎回の授業時に、漢字テキスト(『常用漢字クリア』)からプリント形式で漢字学習をする。その際、漢字検定やSPI形式を念頭に置きながら、対義語、類義語、同音異字、慣用句等、語彙の幅を広げていくような学習を展開していく。

②90分の授業を前半45分と後半45分に二分化し、前半は漢字学習を、後半は各ジャンルの教材を学習していく。

③前半の漢字学習は語彙力をつけるための学習法を展開し、生き生きとした、活動的な学習の場を目指す。

④後半の各ジャンルの教材および新聞記事等については、プリントによる投げ込み形式であるが、授業計画に即し、ジャンルに応じた学習を目指す。


注意点:
①授業中は学習に集中して取り組むこと。日々の授業態度が、評価割合の「態度」として位置づけてある。

②与えられた課題は提出期限を厳守する。提出物については、評価割合の「ポートフォリオ」として位置づけてある。

③毎回、前回の漢字学習の習熟度を小テストで確認する。その小テストについては、評価割合の「その他」として位置づけてある。

④前年度までに履修した国語の基礎知識を習得しているものとして学習を継続していく。従って、漢字テキストについては、原則的に前年度学習範囲を引き継ぐ形で進めていく。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスと漢字学習 年間学習のしかたやテキストの使い方、小テストなどの取り組み方、提出物のあり方等を理解できる。
2週 漢字学習と評論① 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半は論旨の展開を把握することができる。
3週 漢字学習と評論② 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半は論旨の展開を把握することができる。
4週 漢字学習と評論③ 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半は論旨の展開を把握し、自分の考えや意見をまとめることができる。
5週 漢字学習と評論④ 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半は論旨の展開を把握し、自分の考えや意見をまとめることができる。
6週 漢字学習と新聞記事① 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半はタイムリーなテーマや身近な題材を通して、自己表現力を高めることができる。
7週 漢字学習と新聞記事② 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半はタイムリーなテーマや身近な題材を通して、自己表現力を高めることができる。
8週 前期中間試験 これまでの学習内容を理解し、試験問題に適切な解答ができる。
2ndQ
9週 試験の解答解説と漢字学習 前半は試験の見直しを通して、答えとその正しい導き方を確認することができ、後半SPIを意識した漢字学習に取り組むことができる。
10週 漢字学習と古文① 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半は説話文学のおもしろさを通して、古文に関心をもつことができる。
11週 漢字学習と古文② 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半は説話文学のおもしろさを通して、古文に関心をもつことができる。
12週 漢字学習と古文③ 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半は古典文学のおもしろさを通して、古文に関心をもつことができる。
13週 漢字学習と古文④ 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半は古典文学のおもしろさを通して、古文に関心をもつことができる
14週 漢字学習と新聞記事③ 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半はタイムリーなテーマや身近な題材を通して、自己表現力を高めることができる。
15週 前期期末試験 これまでの学習内容を理解し、試験問題に適切な解答ができる。
16週 試験の解答解説と漢字学習 前半は試験の見直しを通して、答えとその正しい導き方を確認することができ、後半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができる。
後期
3rdQ
1週 漢字学習と小説① 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半は小説に登場する人物の心情を把握することができる。
2週 漢字学習と小説② 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半は小説に登場する人物の心情を把握することができる。
3週 漢字学習と小説③ 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半は小説に登場する人物の心情を把握することができる。
4週 漢字学習と小説④ 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半は登場人物の心情を把握するとともに、作品の時代背景や作者の文学史的位置づけを理解できる。
5週 漢字学習と小説⑤ 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半は登場人物の心情を把握するとともに、作品の時代背景や作者の文学史的位置づけを理解できる。
6週 漢字学習と新聞記事④ 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半はタイムリーなテーマや身近な題材を通して、自己表現力を高めることができる。
7週 漢字学習と新聞記事⑤ 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半はタイムリーなテーマや身近な題材を通して、自己表現力を高めることができる。
8週 後期中間試験 これまでの学習内容を理解し、試験問題に適切な解答ができる。
4thQ
9週 試験の解答解説と漢字学習 前半は試験の見直しを通して、答えとその正しい導き方を確認することができ、後半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができる。
10週 漢字学習と漢文① 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半は漢文学習の基本的な知識を身につけることができる。
11週 漢字学習と漢文② 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半は漢文学習の基本的な知識を身につけることができる。
12週 漢字学習と漢文③ 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半は漢文を通して、自分の生活に密着した故事成語が多くあることを理解する。
13週 漢字学習と漢文④ 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半は漢文を通して、自分の生活に密着した故事成語が多くあることを理解する。
14週 漢字学習と新聞記事⑥ 前半はSPIを意識した漢字学習に取り組むことができ、後半はタイムリーなテーマや身近な題材を通して、自己表現力を高めることができる。
15週 後期期末試験 これまでの学習内容を理解し、試験問題に適切な解答ができる。
16週 試験の解答解説・年間授業の総括 試験の見直しを通して、答えとその正しい導き方を確認し、年間学習の振り返りをすることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合6000101020100
基礎的能力6000101020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000