蒸気機関学2

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 蒸気機関学2
科目番号 0227 科目区分 専門 / コース必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:舶用ボイラの基礎【成山堂】,蒸気タービン要論【成山堂】,教材:自作プリント
担当教員 渡辺 幸夫

到達目標

・ボイラにおける伝熱,水管理の基礎理論,付属装置について理解し,説明ができる
・蒸気タービンの構成要素と付属装置の特徴,概要についての説明ができる
・ガスタービンの基礎理論について理解し,付属装置の特徴、概要についての説明ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ボイラにおける伝熱,水管理の基礎理論,付属装置について理解し,詳細的な説明ができるボイラにおける伝熱,水管理の基礎理論,付属装置について理解し,説明ができるボイラにおける伝熱,水管理の基礎理論,付属装置について説明ができない
評価項目2蒸気タービンの構成要素と付属装置の特徴,概要についての詳細な説明ができる蒸気タービンの構成要素と付属装置の特徴,概要についての説明ができる蒸気タービンの構成要素と付属装置の特徴,概要についての説明ができない
評価項目3ガスタービンの基礎理論について理解し,付属装置の特徴、概要についての詳細な説明ができるガスタービンの基礎理論について理解し,付属装置の特徴、概要についての説明ができるガスタービンの基礎理論について理解し,付属装置の特徴、概要についての説明ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業は、三級海技士(機関)として必要な知識である「出力装置、プロペラ装置」に関する、蒸気タービン,ガスタービン,ボイラ及びこれらの付属装置について教授するものであるのである。また、蒸気タービン,ガスタービン,ボイラの全般にわたり、理論と実際に関する基礎なことにつき学習する。
授業の進め方・方法:
講義をベースとし、適宜学内の実物を見学することで理解を進める
注意点:
・二級及び一級海技士(機関)国家試験にも対応可能な範囲まで講義するので、国家試験合格にむけて積極的に取り組むこと
・適宜、演習やレポート、小テストを行ない知識の定着度合について確認するので、学習の参考とすること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 蒸気ボイラにおける伝熱(1) ボイラの熱伝導、熱伝達に関する作用を理解し伝熱量が計算できる
2週 蒸気ボイラにおける伝熱(2) ボイラの熱通過に関する作用を理解伝熱量が計算できる
3週 蒸気ボイラに用いる水の性状 ボイラ水として使用する水の性状について理解し説明できる
4週 ボイラの水管理 ボイラの水管理に関する作用と効果を理解し説明できる
5週 ガスタービン概説 ガスタービンの作動原理や熱サイクルについて説明できる
6週 ガスタービンの付属装置 ガスタービンの付属装置や使用材料などについて説明できる
7週 中間試験 中間試験までの内容を説明できる
8週 試験返却・解答、ボイラの付属装置(1) 試験の解答解説を理解できる、ボイラの付属装置である過熱器の機構と作用を理解し説明することができる
2ndQ
9週 ボイラの付属装置(2) ボイラの付属装置である燃焼・燃料装置,空気予熱器の機構と作用を理解し説明することができる
10週 ボイラの付属装置(3) ボイラの付属装置(1),(2)で取上げなかった付属装置の機構と作用を理解し説明することができる
11週 蒸気タービンの構成要素(1) 蒸気タービンの構成要素であるブレード,ノズルの分類や材料特性を理解し説明することができる
12週 蒸気タービンの構成要素(2) 蒸気タービンの構成要素であるロータ,ディスク,軸の分類や材料特性を理解し説明することができる
13週 蒸気タービンの付属装置(1) 蒸気タービンの付属装置である調速装置,復水装置の機構と作用を理解し説明することができる
14週 蒸気タービンの付属装置(2) 蒸気タービンの付属装置(1)で取上げなかった付属装置の機構と作用を理解し説明することができる
15週 期末試験 期末試験までの内容を説明できる
16週 試験返却・解答 試験の解答解説を理解できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ出席合計
総合評価割合600003010100
基礎的能力0000000
専門的能力600003010100
分野横断的能力0000000