小型船舶実習

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 小型船舶実習
科目番号 0232 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 小型船舶を安全に操縦するために-小型船舶操縦士実技教本-
担当教員 鎌田 功一,瀬田 広明,吉田 南穂子,北村 健一

到達目標

・小型船舶に関する基礎的な技術・知識を体得する。
・座学での内容を十分に理解したうえで小型船舶を操縦できる。
・実習を率先して行うといった自主性を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1小型船舶に関する基礎的な技術・知識を十分に理解し説明できる。小型船舶に関する基礎的な技術・知識を十分に理解できる。 小型船舶に関する基礎的な技術・知識を十分に理解できず、説明できない。
評価項目2座学での内容を十分理解し教習中に行うことができる。座学での内容を理解できるが、実習中に行うまではできない。座学での内容を理解できない。
評価項目3実習内での作業を率先して行い、技術や知識を取得できる。実習内での作業を率先して行い、技術や知識をある程度理解できる。実習内での作業を行うが、技術や知識を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本実習は、一級小型船舶操縦士第一種教習所である本校において実技教習指導要領( I 型船)に則り実施し、学生諸君が一級小型船舶操縦士の免許(国家資格)を得るための知識・技能を体得する内容となっている。
授業の進め方・方法:
小型船舶操縦者として必要な知識・技能を十分に理解してもらうために、教科書に沿って修了試験の各実施項目を、実際に海上で模範を示した上で行ってもらう。各授業の最後に課題を与える。実技修了試験に関して、
・小型船舶操縦士国家試験の内容、基準及び方法に準じたものである。
・実技修了試験の合格基準は、「小型船舶の取り扱い」「基本操縦」「応用操縦」の各実施項目の60%以上、全項目で70%以上の成績判定で合格とする。
注意点:
小型船舶の事故は年々多数発生しているが、その原因は操船が不適切であったり見張りが不十分であったりと、操縦者に起因するものが大半を占めている。事故を未然に防止するためにも周囲の安全確認はしっかり行いましょう。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 小型船舶の取扱い
-発航前の準備及び点検、方位測定-
発効前の準備を人に説明し、行うことができる。
船体・エンジン・装備品の点検及び操縦席での点検を人に説明し、行うことができる。
方位測定の方法を人に説明し、行うことができる。
2週 小型船舶の取扱い
-結索、解らん・係留-
ロープの種類や取扱い、結びの種類、及びロープエンドの処理方法を人に説明し、行うことができる。
3週 基本操縦
-安全確認、発進・直進及び停止-
声に出して行う指差しによる安全確認の方法を人に説明し、行うことができる。
小型船舶の発進・直進及び停止操縦を人に説明し、行うことができる。
4週 基本操縦
-変針-
小型船舶の変針操縦を人に説明し、行うことができる。
5週 基本操縦
-後進-
小型船舶の後進操縦を人に説明し、行うことができる。
6週 基本操縦
-旋回・連続旋回(蛇行)-
小型船舶の旋回・蛇行操縦を人に説明し、行うことができる。
7週 実習の中間まとめ 実習中間での実技修了試験に向けた復習を行い、これまでに実施した小型船舶に関する基本的な実習内容を人に説明し、行うことができるようにする。
8週 応用操縦
-避航操船-
小型船舶の避航操縦を人に説明し、行うことができる。
2ndQ
9週 応用操縦
-人命救助-
小型船舶における人命救助に関する操縦を人に説明し、行うことができる。
10週 応用操縦
-離岸・着岸-
小型船舶の離岸・着岸操縦を人に説明し、行うことができる。
11週 実習の復習 実技修了試験に向けた総復習を行い、これまでに実施した実習内容を人に説明し、行うことができるようにする。
12週 実習の復習 実技修了試験に向けた総復習を行い、これまでに実施した実習内容を人に説明し、行うことができるようにする。
13週 実技修了試験
14週 実技修了試験
15週 実技修了試験
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力400000040
専門的能力400000040
分野横断的能力200000020