航海測位論

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 2016
授業科目 航海測位論
科目番号 0381 科目区分 専門 / コース必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 天文航法(海文堂)、地文航法(海文堂)、天測計算表(海上保安庁)
担当教員 瀬田 広明

到達目標

大圏航法の原理と算出方法、船位やコンパス誤差の算出方法を理解し、実際の航海でどのように利用するのか説明できることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1球面三角形の解法が説明でき、航海計算に使用できる。沿岸航海や大洋航海の航法を説明ができる。沿岸航海や太陽航海の説明ができない。
評価項目2船位誤差やコンパス誤差を算出できる。船位誤差やコンパス誤差について説明できる。船位誤差やコンパス誤差について説明できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (B3)海事技術者としての専門知識 説明 閉じる

教育方法等

概要:
三級海技士(航海)第一種養成施設
航海に関する科目の1.0単位分を学ぶ。
授業の進め方・方法:
1.授業は講義および演習形式で行うので、講義中は集中して聴講し、演習時は課題を出して回答の提出を求めます。
2.適宜レポートを課すので、期限に遅れずに提出すること。
3.既習事項は理解しているものとして講義を行うので、履修した科目も含め受講前に復習を行っておくこと。
4.電卓、天測計算法は毎時間持参すること。
注意点:
1.予習復習を実施しなければ十分に理解しがたいため、既習事項の練習定着を受講者の責任で確かりと行うこと。
2.演習問題は必ず自分で解き、わからないところを明確にすること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 大圏航法(1) 大圏航法図および大圏航法の説明ができる。
2週 大圏航法(2) 大圏航法の諸要素(大圏距離、起程・着達針路、頂点位置、通過緯度など)を計算できる。
3週 大圏航法(3) 集成大圏航法の説明および計算ができる。
4週 大圏航法(4) 大圏航法の実務を理解する。
5週 沿岸航法(1) 測位の種類、位置の線、測位方法(同時観測、隔時観測)について説明できる。
6週 沿岸航法(2) 沿岸物標との離隔距離、避検線の利用法について説明できる。
7週 総合演習 沿岸航海や太陽航海の航法を説明し、その計算ができる。
8週 中間試験 達成度の確認
2ndQ
9週 船位誤差(1) 地文航法における船位誤差の種類を説明できる。
10週 船位誤差(2) 天文航法における船位誤差の種類を説明できる。
11週 船位誤差(3) 各種船位誤差を算出できる。
12週 コンパス誤差の測定(1) 出没方位角法について説明できる。
13週 コンパス誤差の測定(2) 時辰方位角法、北極星方位角法について説明できる。
14週 総合演習 船位誤差やコンパス誤差について説明でき、その計算ができる。
15週 期末試験
16週 試験の解答解説と授業の総括

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力2000003050
専門的能力500000050
分野横断的能力0000000