到達目標
1.様々な哲学者の思想に触れることによって、人間とはいかなる存在か、人としていかに生きるべきか、社会とどのように関わるべきかといった諸問題について、これまでの宗教や哲学がどのように考えてきたかを学び、これからの社会生活でものごとを判断するための幅広い視野を身につける。
2.授業に集中し、必要な知識を身につけることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 授業であつかった哲学の概要や当時の社会の状況をよく理解し、主要な事項について十分な説明ができ、発展的な問題を作成できる。 | 授業であつかった哲学の概要や当時の社会の状況を理解し、主要な事項について説明ができる。 | 授業であつかった哲学の概要や当時の社会の状況が理解できない。 |
評価項目2 | 主体的な関心を持って授業に取り組み、自らが調べたことを加えて、わかりやすく授業ノートをまとめることができる。 | 関心を持って授業に取り組み、わかりやすく授業ノートをまとめることができる。 | 授業に関心を持たない。他人がみて内容を理解できる授業ノートを作成できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
ヨーロッパ近代を中心として、様々な哲学者の人生を通じて、哲学者の思想が世界を理解したいという当人の欲求の産物であると同時に、当時の社会の動きと密接に結びついていたことを学ぶ。
授業の進め方・方法:
・授業は講義形式を中心とする。
・試験の際に、それまでの授業の内容をA4用紙1枚にまとめ、提出すること。まとめの工夫をポートフォリオとして成績の評価対象とする。
注意点:
・日頃から新聞やニュースに目を通し、現在、日本や世界で起こっていることについて、広い関心を持つこと。
・ノートをとる際には、黒板を書き写すだけでなく、気づいたことや説明などのメモを加え、後から振り返ったときに役に立つ独自のノートを目指すこと。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス:哲学とは何か |
哲学と宗教との関係について説明できる。
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2週 |
古代ギリシアの哲学者(1) |
ソクラテス以前の哲学とソクラテスの哲学の概略が説明できる。
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3週 |
古代ギリシアの哲学者(2) |
プラトン、アリストテレスの哲学の概略が説明できる。
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4週 |
中世の世界観と17世紀科学革命 |
中世ヨーロッパの世界観と比較しながら、17世紀科学革命が哲学に与えた影響について説明できる。
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5週 |
デカルト(1) |
デカルトが世界をどのように認識していたかを説明できる。
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6週 |
デカルト(2) |
機械論的世界観とその影響について説明できる。
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7週 |
前期中間試験 |
これまでの授業内容を理解し、試験問題に対して適切な解答ができる。
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8週 |
答案返却・解説 |
試験結果と照らし合わせて、これまでの復習をおこなう。
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2ndQ |
9週 |
ホッブズ(1) |
17世紀イギリス革命の時代背景について説明できる。
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10週 |
ホッブズ(2) |
ホッブズの社会契約論について説明できる。
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11週 |
ロック(1) |
ロックの革命権の考え方が、イギリスでの立憲王政の確立に対して果たした役割について説明できる。
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12週 |
ロック(2) |
ロックの革命権の考え方が、アメリカ独立革命で果たした役割と、現在のアメリカ政治に対する影響について説明できる。
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13週 |
経験論と合理論 |
イギリス経験論と大陸合理論について説明できる。
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14週 |
啓蒙思想 |
18世紀の啓蒙思想が現代の自然科学の考え方の前提にあること、それと同時に帝国主義時代の植民地政策の正当化にも利用されたことについて説明できる。
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15週 |
前期期末試験 |
これまでの授業内容を理解し、試験問題に対して適切な解答ができる。
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16週 |
答案返却・解説 |
試験結果と照らし合わせて、これまでの復習をおこなう。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |