機械製図1

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 機械製図1
科目番号 1153 科目区分 専門 / コース必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 機械製図(実教出版)
担当教員 小田 真輝

到達目標

1. 製図の基本を身につけ、文字や記号、線を用途に応じて正しく使い分けることができる。
2. 品物の投影図を正確にかき、寸法を記入することができる。
3. 公差と表面性状の意味を説明でき、図示することができる。
4. 機械要素の図面を作成することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文字や線の種類を正し く使い分け、投影図を 正確にかくことができ る。文字や線の種類と用途 を説明でき、簡単な投 影図をかくことができる。文字や線の種類と用途 を説明できず、投影図をかくことができない。
評価項目2正確な寸法の記入ができる。基礎的な寸法の記入ができる。寸法の記入ができない。
評価項目3公差と表面性状の意味 が説明でき、図示でき る。公差と表面性状の意味が説明できる。公差と表面性状の意味が理解できない。
評価項目4機械要素の図面を正しくかくことができる機械要素の図面を複写することができる。機械要素の図面をかくことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (B3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械図面の作図方法を学び、図面の内容を理解するとともに、機械部品等の製作図を正確に作図できる能力を身につける。
比較的簡単な機械要素であるボルト・ナット等などの図面を作成する過程を通じて、機械設計の基礎となる作図能力に習熟する。
授業の進め方・方法:
授業は講義、実習の両形式で行う。
注意点:
・授業には教科書、製図用具を必ず持参すること。
・製図室使用に関する注意事項を厳守すること。
・適宜製図課題を課す。課題は期限までに必ず提出すること。
・評価は試験成績、製図課題及び授業への取り組み姿勢等の総合評価により行う。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 機械製図の基礎(1) 図面の役割と種類を理解し、説明できる。
2週 機械製図の基礎(2) 図面に用いる文字を理解し、かくことができる。
3週 機械製図の基礎(3) 図面に用いる線を理解し、かくことができる。
4週 機械製図の基礎(4) 図面に用いる文字と線を正しく使い分けることができる。
5週 基礎的な図形のかき方(1) 基本的な作図を理解し、かくことができる。
6週 基礎的な図形のかき方(2) 直線と円のつなぎ方等を理解し、かくことができる。
7週 前期中間試験
8週 試験返却・解答解説
2ndQ
9週 基礎的な図形のかき方(3) 基礎的な図形のかき方を理解し、かくことができる。
10週 投影図のかき方(1) 投影法と投影図を理解し、説明することができる。
11週 投影図のかき方(2) 投影図をかくことができる。
12週 投影図のかき方(3) 投影図を正確にかくことができる。
13週 立体図の図示法(1) 立体図の図示法を理解し、説明できる。
14週 立体図の図示法(2) 立体図を図示することができる。
15週 前期期末試験
16週 試験返却・解答解説
後期
3rdQ
1週 製作図のかき方(1) 製作図の分類、尺度、材料記号を理解し、説明できる。
2週 製作図のかき方(2) 製作図のかき方を理解し、かくことができる。
3週 図形の表し方(1) 断面図示や線・図形の省略を理解し、説明することができる。
4週 図形の表し方(2) ねじおよび歯車の略図を理解し、断面図をかくことができる。
5週 寸法記入法(1) 基本的な寸法記入法を理解し、説明することができる。
6週 寸法記入法(2) 寸法記入法の留意事項を理解し、寸法を記入することができる。
7週 後期中間試験
8週 試験返却・解答解説
4thQ
9週 交差・表面性状(1) 寸法公差を理解し、説明することができる。
10週 交差・表面性状(2) はめあいを理解し、説明することができる。
11週 交差・表面性状(3) 表面性状を理解し、図示することができる。
12週 機械要素の製図(1) 軸の図面を作成できる
13週 機械要素の製図(2) 軸受けの図面を作成できる。
14週 機械要素の製図(3) 組立図を作成できる。
15週 後期期末試験
16週 試験返却・解答解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学商船系分野(機関)設計製図図面の役割と種類を認識している。4前1,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後12,後13,後14
製図用具を正しく扱うことができる。4前2,前3,前4,前5,前6,前9,前11,前12,前14,後2,後4,後6,後12,後13,後14
製図に用いる文字を丁寧にかく事ができる。4前2,前4,後2,後6,後12,後13,後14
線の種類と用途を説明できる。4前3,前4,前14,後2,後4,後6,後12,後13,後14
品物の投影図を正確にかく事ができる。4前11,前12,後12,後13,後14
製作図のかき方を認識し、口頭で説明できる。4後1,後2,後12,後13,後14
図形を正しくかくことができる。4前6,前9,前14,後4,後6,後12,後13,後14
図形に寸法を記入することができる。4後5,後6,後12,後13,後14
公差と表面性状の意味を把握し、図示することができる。4後9,後10,後11,後12,後13,後14
部品のスケッチ図をかくことができる。4前9,前11,前12,前14,後2,後4,後6,後12,後13,後14
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの図面を作成できる。4後12,後13
歯車減速装置、ウインチ、渦巻きポンプなどの部品図と組立図を作成できる。4後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合400010500100
基礎的能力0000000
専門的能力400010500100
分野横断的能力0000000