到達目標
1.物理、化学に関わる数式の取り扱いができる。
2.熱輸送に関わる流体現象の概要を数式等を用いて説明ができる。
3.熱輸送に関わる伝熱現象の概要を数式等を用いて説明ができる。
4.相変化が伴う熱輸送の概要の説明ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 数式を用いて関連現象の説明ができる。 | 関連現象を示す式の意味がわかる。 | 現象に関わる計算式が解けない。 |
評価項目2 | 流動を支配する法則と定義を説明できる。 | 流動を支配する法則と定義に関する用語の説明ができる。 | 流動を支配する法則と定義がわからない。 |
評価項目3 | 相変化による熱伝達の違いが説明できる。 | 熱伝達の種類と特徴が説明できる。 | 熱伝達、熱伝導がわからない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
・内燃機関をはじめ熱輸送に関する現象について、数学・物理・化学的要素を用いて学習していきます。
授業の進め方・方法:
・第3級海技士(機関)の内容理解を促進するため、5級程度の内容から1級の範囲も取り扱うことがあります。基本的事項をしっかりおさえ、授業で習う項目は文章や数式で説明できるように整理すること。
・課題は期限を厳守すること。
・授業は積極的に参加し、傍聴者とならないよう努力すること。出席とともに評価します。
・定期的にノートを確認します。黒板だけでなく、コメントもノートにとること。
※新型コロナウィルスの影響を鑑み、試験方法など状況に応じて変更します。
注意点:
・数学・物理・化学をはじめ、これまで学習してきた知識を積み重ね、総合的に考察できるように、復習しておくこと。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
熱輸送に関する数学 |
微分など計算に必要な式が理解できる。
|
2週 |
熱輸送に関する物理 |
速度、圧力などの概念が説明できる。
|
3週 |
熱輸送に関する化学 |
物質の3体及び状態方程式について説明できる。
|
4週 |
基礎関係式及び定義(1) |
流動を支配する法則と定義を説明できる。
|
5週 |
基礎関係式及び定義(2) |
流動を支配する法則と定義を説明できる。
|
6週 |
無次元数 |
無次元数の意味と種類が説明できる。
|
7週 |
中間試験 |
6週までの説明出来る
|
8週 |
流体に関わる基礎方程式(1) |
流体に関する式を用いて現象を理解できる。
|
4thQ |
9週 |
流体に関わる基礎方程式(2) |
流体に関する式を用いて現象を理解できる。
|
10週 |
熱伝導に関わる基礎方程式 |
熱伝導に関する式を用いて現象を理解できる。
|
11週 |
熱伝達に関わる基礎方程式 |
熱伝達に関する式を用いて現象を理解できる。
|
12週 |
気液二層流 |
流体様式について説明できる。
|
13週 |
相変化(1) |
沸騰熱伝達の概要が説明できる。
|
14週 |
相変化(2) |
沸騰曲線を用いて沸騰現象の説明ができる。
|
15週 |
期末試験 |
14週までの説明ができる
|
16週 |
期末試験の解説 |
熱輸送に関わる概要が説明出来る
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 5 | 0 | 5 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 30 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 5 | 0 | 5 | 0 | 0 | 10 |