情報リテラシーⅡ

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 情報リテラシーⅡ
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 ネットワークリテラシ入門(三和義秀著・共立出版)、他、プリント配布
担当教員 脇坂 賢

到達目標

1.2進数、10進数、16進数などの数の体系を説明できる。
2.コンピュータネットワークの仕組みを理解し、構成機器について説明できる。
3.HTMLタグを用いてホームページを作成できる。
4.デジタル情報の著作権について正しく理解し、著作権を脅かす行為をさける事ができる。
5.Microsoft Officeを用いて、論文・工学系レポート等の技術文章を作成する事が出来る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1N進数の位取り記法を理解し、2進数および16進数と10進数を相互に変換できる2進数、16進数の数値を10進数に変換できる2進数、16進数の値を10進数に変換できない
評価項目2インターネットを通じてコンピュータ同士が通信するしくみを説明できるインターネットを通じて他のコンピュータやサーバにアクセスすることが出来るコンピュータのネットワークを利用できない
評価項目3情報セキュリティや著作権を考慮して情報を活用できる情報セキュリティや著作権の必要性がわかる情報セキュリティや著作権についてその必要性を認識できない
評価項目4HTMLを用いて、文字などを任意の体裁に表現できるHTMLで書かれた文書の記載を理解し、文例を書き換えてコンテンツを作成できるWebページについてHTMLで表現されていることが理解できない
評価項目5ExcelとWordを活用し、工学的なレポート文書を作成できる基本的なExcelの関数の表記を理解し、数式を表現できる表計算ソフトを用いてデータを処理することができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目では、前期にインターネットやネットワークのしくみ、情報セキュリティについて、後期前半にHTML、後期後半にWordやExcelを用いた工学的な文書の作成方法について学習する。
授業の進め方・方法:
・授業は原則として電算室において、講義+演習形式で実施する。
【使用する教材】
~前期中間試験 教科書1~2章+プリント
~前期期末試験 教科書3~4章+プリント
~後期中間試験 教科書5~6章+プリント
~後期期末試験 プリント
注意点:
・LMS(BlackBoardLearn)を利用して、課題の回答や提出を行うので、利用に慣れること。
・課題(LMSを用いた設問解答、もしくは、成果物提出)を随時出題するので、期限を守り、必ず提出すること。
・学校から割り振られている各自のGmailアドレス宛に各種連絡を行うので、随時確認すること。
・わからないことは質問すること。また、講義中の積極的な質問は歓迎する。教員室に個別に質問に来ることも歓迎する。但し、その際にはあらかじめアポイントメントをとることが望ましい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 講義ガイダンス
PCの設定
メールの書き方
電子メールに署名をつけて送信できる
LMSを用いて課題の回答や提出が行える
2週 インターネットのしくみ(1) インターネットを通じて世界中のコンピュータが繋がっていることがわかる
インターネットを用いたサービスの種類を挙げることができる
3週 2進数、10進数、16進数(1) N進数の位取りのしくみを説明できる。
4週 2進数、10進数、16進数(2)
インターネットのしくみ(2)
2進数、16進数の数値を10進数に変換できる
OSI参照モデルに代表される、プロトコルの必要性を説明できる
5週 LAN LANの構成を説明できる
パケット交換方式を説明できる
6週 サーバ 代表的なサーバの役割を説明できる
7週 IPアドレス ネットワークに接続されるコンピュータに対してIPアドレスが割り振られていることがわかる
DNSサーバの役割を説明できる
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 試験返却・解答
ネットワークの設定(1)
任意のコンピュータとの通信を確立を確認できる
任意のコンピュータへの通信経路を確認できる
10週 ネットワークの設定(2)
情報セキュリティ(1)
WindowsのPCのネットワーク設定情報を読み取ることが出来る
コンピュータウイルスの危険性を説明できる
11週 情報セキュリティ(2) ファイヤーウォールの必要性を説明できる
12週 情報セキュリティ(3)
知的財産権(1)
個人情報等の情報管理の必要性がわかる
ネットワークに情報を公開する際に留意すべき点について説明できる
13週 知的財産権(2) 知的財産の保護の必要性を説明できる
14週 知的財産権(3) 著作権について説明できる
15週 前期期末試験
16週 試験返却・解答
前期のまとめ
後期
3rdQ
1週 HTMLのしくみ(1) マークアップ言語の表現方法がわかる
2週 HTMLのしくみ(2) 文字の体裁を変更できる。
画像を挿入することが出来る
3週 Webページの作成(1) webページのコンテンツを立案できる
4週 Webページの作成(2) webページの構成を考えられる
5週 Webページの作成(3) webページのコンテンツを作成できる
6週 Webページの作成(4) webページにリンクを張ることができる
7週 Webページの作成(5) 個人情報や肖像権に配慮して、webページを公開できる
8週 後期中間試験
4thQ
9週 試験返却・解答
Excelを用いた表計算1
Excel上で四則演算とオートフィルによる連続入力が出来る
10週 Excelを用いた表計算2 Excel上で数学関数を用いて数式を表現できる
11週 Excelを用いた図表作成1 Excel上で、複数の数学関数を組み合わせて、数学や電気の諸定理を表現できる
12週 Excelを用いた図表作成2 Excel上でレポートの形式にそった表やグラフを作成できる
13週 WordとExcelを用いたレポート作成1 Word上にExcelで作成した表やグラフを挿入し、文書を作成できる
14週 WordとExcelを用いたレポート作成2 測定値と理論値の比較を行い、考察を書くことができる。
15週 後期期末試験
16週 試験返却・解答
後期のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。1
定数と変数を説明できる。1
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。1
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。2
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。1
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。1
電気・電子系分野情報整数、小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。2
基数が異なる数の間で相互に変換できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力0000000
専門的能力60000400100
分野横断的能力0000000