概要:
情報工学における基礎知識として、コンピュータの構成、数の体系(2進数、10進数、16進数での表現)、基本的な論理演算の知識を習得する。
プログラミング言語を用いて統合環境の上で基本的なプログラミングができる。
授業の進め方・方法:
授業の内容は四半期ごとに以下の内容について取り扱う
【前期中間試験まで】コンピュータの構成、アナログ・ディジタル、2進数と16進数、について取り扱う。
【前期期末試験まで】インターネットの構成と仕組みについて取り扱う
【後期中間試験まで】C言語で、入出力および簡単な計算を行うプログラムを書いていくことを扱う。
【後期期末試験まで】分岐、繰り返しといった制御構造を伴うプログラムを書いていくことを扱う
注意点:
教科書は、前期は「情報の科学」の教科書とプリント配布にて講義を進める。「スラスラわかるC言語」は後期から使用する。
課題等の提出についてはLMS(BlackBoardLearn)を使用するので、早期に使用に慣れること。
また、各学生の自宅PCにも、講義で用いるのと同様の演習環境を導入可能である。できるだけ自宅PCにも、自学自習できる環境を整えることが望ましい。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 演習室等使い方 |
演習室のパソコンやLMSにログインできる
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2週 |
アナログとディジタル コンピュータのデータ量の単位 |
アナログトディジタルのちがいを説明できる コンピュータのデータ量の単位換算が出来る
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3週 |
コンピュータの動作の仕組み |
コンピュータの構成、インターフェースについて説明できる
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4週 |
情報のディジタル化(1) |
2進数、10進数、16進数を相互に変換できる。
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5週 |
情報のディジタル化(2) |
二進数の加減算ができる
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6週 |
情報のディジタル化(3) |
コンピュータにおける、文字、画像、動画などをどのようにデータ化しているかがわかる
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7週 |
前期中間試験 |
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8週 |
試験解説 情報伝達とメディア |
情報伝達手段としてのメディアと、コンピュータの関係がわかる
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2ndQ |
9週 |
ネットワークの構成要素 |
コンピュータネットワークの概観がわかる
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10週 |
インターネットのしくみ(1) |
パケット交換方式、プロトコルについて簡単に説明できる
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11週 |
インターネットのしくみ(2) |
IPアドレス、MACアドレス、経路制御、DNSについて説明できる
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12週 |
インターネットのしくみ(3) |
Web閲覧、メールの送受信の再のコンピュータやサーバの動作の概要を説明できる 簡単なネットワーク障害のトラブルシュートが出来る
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13週 |
情報セキュリティ(1) |
情報セキュリティ技術およびセキュリティの脅威を説明できる
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14週 |
情報セキュリティ(2) |
ネットワークを利用した犯罪や迷惑行為の手口を知り防衛のための手段を説明できる
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験返却・解答 プログラムの開発環境 |
開発環境を使用して、HelloWorldのプログラムを動かすことができる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
日本語でプログラムを書く |
身近な動作、簡単な絵や記号の描画について、その手順を明確に日本語で表現できる。
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2週 |
変数と演算 |
変数について、扱うデータに応じてさまざまな「型」があることを説明できる 使用すべきデータ型を判断できる
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3週 |
出力(1) |
整数型の四則計算について、計算結果を表示できる
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4週 |
出力(2) |
printf を用いた文字列の表示が行える
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5週 |
演算 |
整数型の変数を宣言し、計算に利用できる
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6週 |
入力 |
キーボードから数値を入力し計算に利用できる
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7週 |
後期中間試験 |
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8週 |
試験返却・解答 条件分岐(1) |
if文を用いて数字の大小比較が行える。論理演算子を用いた条件を記述できる
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4thQ |
9週 |
条件分岐(2) |
if else 文を用いて複数の場合に分岐するプログラムを記述できる
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10週 |
条件分岐(3) |
switch case文を用いたプログラムを記述できる
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11週 |
繰り返し処理(1) |
while文を用いた反復処理を記述できる
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12週 |
繰り返し処理(2) |
for 文を用いた反復処理を記述できる
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13週 |
繰り返し処理(3) |
2重ループのプログラムを記述できる
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14週 |
総合演習 |
これまでに学習した内容を活用して簡単なプログラムを作成できる
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験返却・解答 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。 | 2 | |
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。 | 2 | |
情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 1 | |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 2 | |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 2 | |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 2 | |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 2 | |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 2 | |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 2 | |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 2 | |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 2 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 2 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 2 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 情報処理 | プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。 | 2 | |
定数と変数を説明できる。 | 2 | |
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。 | 2 | |
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。 | 2 | |
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。 | 2 | |
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。 | 2 | |
条件判断プログラムを作成できる。 | 2 | |
繰り返し処理プログラムを作成できる。 | 2 | |