プログラミング

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 プログラミング
科目番号 0026 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「スラスラわかるC言語」岡嶋裕史著 翔泳社、「スラスラわかるC++」矢沢久雄著 翔泳社/配布プリント
担当教員 藤井 正光

到達目標

1.C言語/C++によるソフトウエア開発に必要なツールを利用する事ができる
2.データ型や構造体、クラスの概念を理解し、利用する事ができる
3.与えられた課題を満たすC言語プログラムを作成する事ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ソフトウェア開発ツールのデバック等の機能を行いて、課題を満たすプログラムを設計し、実行ファイルを作成できるソフトウェア開発ツールを起動し、プログラムを記述し、実行ファイルを作成できるソフトウェア開発ツールを実行する事が出来ない
評価項目2課題に対し、選択すべきデータ型やデータ構造を決定する事ができるデータの型やデータ構造を複数挙げる事ができるデータの型やデータ構造を挙げる事ができない
評価項目3課題を満たす、配列やポインタを用いたプログラムを設計し、記述する事ができる配列やポインタを用いた簡単なプログラムを設計できる配列やポインタを用いたプログラムを記述できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
C言語とC++を用いた基礎的なプログラミングを行う。
ソフトウェア開発ツールの機能を利用して、効率的にプログラムを設計する能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
・ 随時、出題する課題についてプログラミングし提出すること
・ 定期試験テスト前後には、重要な箇所についてレポート課題を課すので、期限に遅れず提出すること
注意点:
・ プログラムの作成・入力を行うので、タッチタイピングを習得している事が望ましい
・ 本授業では、1年次に履修した情報工学基礎のC言語の内容を利用するので、復習し理解を深めておくこと
・ Black Boardを用いて課題の提出を行うため、Black Boardの利用に慣れておくこと

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 開発環境の設定と利用1 開発環境を用いてコンパイルと実行ができる
2週 開発環境の設定と利用2 ブレークポイントやウオッチ機能を利用して、デバックを行える
3週 異なるデータ型の変数の宣言と表示 整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる
異なる型の変数を宣言し、printf関数を用
いて表示できる
4週 四則演算 適切なデータ型を利用した、四則演算のプログラムを作成できる
5週 条件分岐 比較演算子を利用した条件判断のプログラムを作成できる。
論理演算子の優先順位を考慮した条件判断のプログラムを作成できる。
6週 繰り返し処理 繰り返し処理を利用したプログラムを作成できる
7週 前期中間試験
8週 配列1 1次元配列と2次元配列の概念を理解し、配列を初期化できる
2ndQ
9週 配列2 配列を利用したプログラムを作成できる
10週 関数1 関数の概念を理解し、動作確認できる
11週 関数2 返り値のない関数を設計できる
12週 関数3 整数型の返り値を持つ関数を設計できる
13週 関数4 配列を引数とする関数を設計できる
14週 関数5 再帰関数の概要を説明できる
15週 前期期末試験
16週 試験返却・解答 試験返却・解答
後期
3rdQ
1週 ポインタ アドレス演算子と間接参照演算を用いたプログラムを設計できる
2週 配列とポインタ ポインタを用いて、配列を参照できるプログラムを設計できる
3週 関数とポインタ アドレス渡しによる関数の呼び出しを行うプログラムを設計できる
4週 グローバル変数 グローバル変数とローカル変数の違いを説明できる
5週 ファイルへのデータ書き込み ファイルへのデータ書き込みを行うプログラムを設計できる
6週 ファイルからのデータ読み込み ファイルからのデータ読み出しを行うプログラムを設計できる
7週 後期中間試験
8週 コンソール入出力 コンソール入出力を利用したプログラムを設計できる
4thQ
9週 構造体1 構造体の概念を理解し、構造体の宣言オブジェクトの定義ができる
10週 構造体2 構造体のメンバを初期化し、値を入力するプログラムの設計ができる
11週 構造体3 構造体を引数とする関数の設計ができる
12週 クラス1 クラスの概念を理解し、クラスの定義ができる
13週 クラス2 メンバ変数を利用したプログラムを設計できる
14週 クラス3 メンバ関数を利用したプログラムを設計できる
15週 後期期末試験
16週 試験返却・解答 試験返却・解答

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。3前4
工学基礎情報リテラシー情報リテラシー与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3前4,前5,前6
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3前4,前5,前6
専門的能力分野別の専門工学機械系分野情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。3前1,前2
定数と変数を説明できる。2前3
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。2前3
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。3前4,前5
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。3前4,前5
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。3前4
条件判断プログラムを作成できる。3前5
繰り返し処理プログラムを作成できる。3前6
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。3前8

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力0000000
専門的能力50000500100
分野横断的能力0000000