概要:
留学生の日本語は、幅広いテーマの文章や ニュース、ドラマなどを 読んだり視聴することにより、基本的には語彙や表現を獲得し、その蓄積によって自分の考えや主張などを日本語で算出することができるようになる。
授業の進め方・方法:
①前期・後期ともに、「中間試験」「期末試験」をほぼ同等とみなして成績を算出する。
②評価割合の「ポートフォリオ」の20は、基本的に、通読する規定の書籍を読んでレジュメを作成に対するものである。
③評価割合の「発表」は、②でのレジュメに沿って、担当した章あるいは節のまとめとさらに発展させて発表できたかどうかを評価するものである。
注意点:
1.「ポートフォリオ」は、演習で読むテキストのレジュメの提出である。 2.「発表」は、レジュメを基に、クラスで内容を発表する。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業の進め方や 本人の要望などを話し合う |
自己紹介と教師との意思疎通ができる。
|
2週 |
1.ライティング1課 2.新聞教材を読む 3.演習 |
作文の基本を復習する。新聞を読んで理解する。益川教授の著書を読む。
|
3週 |
1.ライティング2課 2.新聞教材を読む 3.演習 |
情報を文章にする。
|
4週 |
1.ライティング3課 2.新聞等教材を読む 3.演習 |
状況を説明し、意見を述べる。
|
5週 |
1.ライティング4課 2.ニュースを聞く 3.演習 |
段落を作り、文章の構成を考える。
|
6週 |
1.ライティング5課 2.ニュースを聞く 3.演習 |
体験したことを報告するための文章を作成する。
|
7週 |
前期中間試験 |
学習した項目の理解と日本語を使って情報や意見を文章化する。
|
8週 |
1.中間試験の解説 2.ライティング6課 3.演習 |
テーマに沿った意見文を書く。
|
2ndQ |
9週 |
1.ライティング7課 2.ニュースを聞く・話す 3.演習 |
自分をアピールする分を書く。
|
10週 |
1.ライティング8課 2.ニュースを聞く・話す 3.演習 |
レポートで使われる表現を学ぶ。
|
11週 |
1.ライティング9課 2.『センと千尋の神隠し』視聴① 3.演習 |
引用文の練習。
|
12週 |
1.ライティング10課 2.『センと千尋の神隠し』② 3.演習 |
資料の活用の仕方を学ぶ。
|
13週 |
1.レポートのテーマを決める 2.『センと千尋の神隠し』③ 3.演習 |
生の日本語を聴き取り、鑑賞する。
|
14週 |
1.レポートの構成を考える 2.『センと千尋の神隠し』④ 3.演習 |
生の日本語を聴き取り、鑑賞する。
|
15週 |
前期期末試験 |
学習した項目の理解と日本語を使って情報や意見を文章化する。
|
16週 |
試験の解答と解説 |
間違った箇所の理解と後期の授業についての説明
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 1 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 1 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 1 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 1 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 1 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 1 | |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 1 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 1 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 1 | |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 1 | |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 1 | |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 1 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 1 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 1 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 1 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 1 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 1 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 1 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 1 | |