概要:
・機械工作法の主要な項目である、鋳造、塑性加工、溶接、切削を中心に、教科書に沿って概略の説明をする。
・実際の加工方法について、動画を通し理解を深める。
授業の進め方・方法:
・授業は、講義+演習形式で行う。
・演習では、数人のグループに分割し、グループ内の議論を通じて、発表し合うことにより、お互いの理解を含め合う。
・必要に応じてレポート課題を課すので、期限に遅れず提出すること。
注意点:
・日頃から新聞、インターネットやテレビなどを通じて、工業技術に関心を持つこと。課題では、図書館にある文献などを活用し、自学自習にも役立てること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 工作 | 鋳物の作り方、鋳型の要件、構造および種類を説明できる。 | 4 | |
精密鋳造法、ダイカスト法およびその他の鋳造法における鋳物の作り方を説明できる。 | 4 | |
鋳物の欠陥について説明できる。 | 4 | |
溶接法を分類できる。 | 4 | |
ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを説明できる。 | 4 | |
アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。 | 4 | |
サブマージアーク溶接、イナートガスアーク溶接、炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを説明できる。 | 4 | |
塑性加工の各加工法の特徴を説明できる。 | 2 | |
降伏、加工硬化、降伏条件式、相当応力、及び体積一定則の塑性力学の基本概念が説明できる。 | 2 | |
平行平板の平面ひずみ圧縮を初等解析法により解くことができる。 | 4 | |
軸対称の圧縮を初等解析法により解くことができる。 | 4 | |
切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。 | 2 | |
バイトの種類と各部の名称、旋盤の種類と構造を説明できる。 | 2 | |
フライスの種類と各部の名称、フライス盤の種類と構造を説明できる。 | 2 | |
ドリルの種類と各部の名称、ボール盤の種類と構造を説明できる。 | 2 | |
切削工具材料の条件と種類を説明できる。 | 2 | |
切削速度、送り量、切込みなどの切削条件を選定できる。 | 4 | |
切削のしくみと切りくずの形態、切削による熱の発生、構成刃先を説明できる。 | 2 | |
研削加工の原理、円筒研削と平面研削の研削方式を説明できる。 | 2 | |
砥石の三要素、構成、選定、修正のしかたを説明できる。 | 2 | |
ホーニング、超仕上げ、ラッピングなどの研削加工を説明できる。 | 2 | |
材料 | 引張試験の方法を理解し、応力-ひずみ線図を説明できる。 | 2 | |
脆性および靱性の意味を理解し、衝撃試験による粘り強さの試験方法を説明できる。 | 2 | |