国語(4年)

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 国語(4年)
科目番号 0153 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 特に使用しない。プリントで対応する。
担当教員 豊田 尚子

到達目標

1.社会人として通用する語彙能力の運用を目指し、実用的な分野を中心に学習する。
2.本科で国語を学習する最後の機会である。文化的な知見を深め、発想力、発信力を高めるために、様々な題材に対して実践的に取り組む。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1課題の目的や意図を理解し、題材に対して正確に、丁寧に、仕上げることができる。対象とする題材に、正しく仕上げる努力を認めることができる。対象とする題材に、目的や意図を理解せず、正しく仕上げることができない。
評価項目2敬語や対外的な文章用語を正しく覚え、運用できる。敬語や対外的な文章用語について正誤の判断ができる。敬語や対外的な文章用語を正しく覚えない。
評価項目3簡潔で、筋道の通った説明文を作ることができる。説明文を作成できる。説明文を作成することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この学年は、本科で国語を学習できる、最後の機会である。したがって、実用的に運用できることを優先して講義を行うことにしている。その意図を理解して授業に臨み、題材に真摯に取り組むことを求めている。
授業の進め方・方法:
授業時に、プリント形式で国語常識問題に取り組むことがある。これは、提出物でも小テストでもないが、定期試験の範囲となるので、授業はきちんと取り組むこと。
注意点:
1.達成度の評価方法にある、「ポートフォリオ」とは、提出物のことを示している。前期・後期にそれぞれ提出物がある。評価の半分を占めるため、提出は必須となる。
2.提出物は、余裕をもって締め切りを設定している。講義中に提出に関する諸注意も説明する。勝手な判断で、提出の目的や意図から外れるものを出されても、評価に大きく関わる。授業はきちんと聞くこと。
3.提出物・試験ともに、正しい字形で表記することを求める。認められない字形、減点対象となる字形、誤りやすい字体は、その理由とともに、授業で提示する。気を付けること。
4.自分の筆圧にあった筆記具を用意しておくことが望ましい。水性またはゲルインクのペンを推奨する。万年筆でもいいが、使い慣れたひと以外は不向きである。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 提出物の取り組みに関する説明を聞く
2週 履歴書の書き方・1 一般的な履歴書の書き方を学び、下書きを提出する。
3週 履歴書の書き方・2 履歴書の種類、エントリーシートの種類と書き方を知る。
4週 履歴書の書き方・3 下書きを返却し、注意事項を再確認する。
5週 履歴書の書き方・4 履歴書の清書の準備をする。
6週 敬語の使い方・1 敬語の種類と基本事項を確認する。
7週 敬語の使い方・2 敬語の練習問題に取り組む。
8週 前期中間試験 問題の指示に従って、正しい解答を作成する。
2ndQ
9週 試験の解答解説 試験問題についで、正しい解答の導き方を確認する。
10週 敬語の使い方・3 敬語の練習問題に取り組む。
11週 敬語の使い方・4 敬語の練習問題に取り組む。
12週 敬語の使い方・5 待遇表現の練習をする。
13週 敬語の使い方・6 間違えやすい敬語の使い方を確認する。
14週 敬語の使い方・7 間違えやすい敬語の使い方を確認する。
15週 前期期末試験 問題の指示に従って、正しい解答を作成する。
16週 試験の解答解説 試験問題について、正しい解答の導き方を確認する。
後期
3rdQ
1週 手紙の書き方・1 手紙の基本構成を学ぶ。
2週 手紙の書き方・2
手紙特有の用語、その使い方を学ぶ。
3週 手紙の書き方・3 紙面の使い方を練習する。
4週 手紙の書き方・4 手紙に関する基本的な練習問題に取り組む。
5週 手紙の書き方・5 手紙に関する基本的な練習問題に取り組む。
6週 手紙の書き方・6 後付けの書き方の練習をする。
7週 手紙の書き方・7 指示に従って、具体的な書き方の練習をする。
8週 後期中間試験 問題の指示に従って、正しい解答を作成する。
4thQ
9週 試験の解答解説 試験問題について、正しい解答の導き方を確認する。
10週 説明文の書き方・1 扱う題材から、説明文作成の目的を確認する。
題材に関する予備知識を学ぶ。
11週 説明文の書き方・2 題材を解読し、説明文を作成する。
12週 説明文の書き方・3 題材を解読し、説明文を作成する。
13週 説明文の書き方・4 題材を解読し、説明文を作成する。
14週 説明文の書き方・5 題材を解読し、説明文を作成する。
15週 後期期末試験 問題の指示に従って、正しい解答を作成する。
16週 試験の解答解説 試験問題について、正しい解答の導き方を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。3
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。3
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。3
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。3
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。3
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。3
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力50000500100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000