日本語教育2(留学生のみ)

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 日本語教育2(留学生のみ)
科目番号 0158 科目区分 一般 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 教材は 適宜配布。教科書は 前期に続き『科学者は戦争で何をしたか』
担当教員 太田 慶子

到達目標

1.日本事情を扱った教材を読み、視聴し、理解を深め 自分の意見や主張が言える。  2.日本語能力試験N1に合格できる力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章ややや複雑な新聞の論説などを読んで理解でき、自分の意見や主張が言える。論理的な文章や やや複雑な新聞の論説などを読んで、概ね内容が理解でき、感想や意見が言える。論理的な文章や やや複雑な新聞の論説などの 内容や構成が理解できない。
評価項目2テーマに沿ったレポートが作成できる。テーマに沿ってまとまった文章が作成できる。段落構成を含め、まとまった文章が書けない。
評価項目3パワーポイントを使って、実際に発表できる。質疑応答に対処できる。作成した文章を発表できる。質問に対して適切な応答ができる。説明や意見などの発表が、日本語を使ってできない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本語能力試験N1の合格のために、語彙・文法・読解・聴解の力をつける。同時に、レポート作成や 日本事情への理解を深め、日常生活だけではなく より高度なテーマについても議論したり、意見を交わせたりできるようにする。
授業の進め方・方法:
1.基本的には、授業の前半を 日本語能力試験N1対策に当てる。  2.後半では、前期に引き続き 益川教授の『科学者は戦争で何をしたか』を読み、まとめる。  3.前期で取り上げたレポートの構成に沿って、レポートを書いていく。
注意点:
1.「ポートフォリオ」は、演習で読むテキストのレジュメの提出である。2.「発表」は作成したレポートをパワーポイントを使って実際に発表する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 1.夏休みの体験を発表する。2.演習 自分の体験を相手に伝える。相手とそれを共有する。
2週 1.前期で決めたテーマに沿ってレポート作成の準備をする。3.演習 レポートの大きな流れを考える。メモを取る。
3週 1.レポート作成の準備2.N1対策 3.演習 資料を集める。
4週 1.レポート作成の準備をする。2.N1対策 3.演習 資料を集める。
5週 1.レポート作成の準備をする。2.N1対策 3.演習 資料の内容を検討する。
6週 1.レポート作成の準備をする。2.N1対策 3.演習 資料を基に、自分の立場を明確化する。
7週 後期中間試験 学習したことがよく理解でき、問題にも適切に解答できる。
8週 1.後期中間試験の解説 2.N1対策 3.演習 試験での間違いを理解する。
4thQ
9週 1.レポート作成の準備をする。2.N1対策 3.演習 資料を基に自分の意見をまとめる。
10週 1.レポート作成の準備をする。2.N1対策 3.演習 レポートの構成を考える。
11週 1.レポート作成準備 2.演習 3.録画を視聴する レポートの構成に沿って、アウトラインを書く。
12週 1.レポートを書く 2.パワーポイン作成 レポートの作成
13週 1.レポートを書く 2.パワーポイン作成 レポートの作成
14週 1.レポートを書く 2.パワーポイン作成 レポートの作成
15週 後期期末試験 今までの授業をふまえ、設問に対して正しく解答する。
16週 1.期末試験の解説 2.レポートの発表 実際にレポートをPPを使って発表する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。2
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。2
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。2
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。2
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。2
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。2
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。2
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。2
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。2
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。2
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。2
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。2
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。2
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。2
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。2
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。2
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。2
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。2
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合602000200100
基礎的能力602000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000