到達目標
1. 実験に用いる機器の基本操作ができる.
2. 実験の原理について説明ができる.
3. 工学的なルールを守ってレポート作成や成果物製作ができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
到達目標1 | 応用的に実験機器の操作ができる | 指導書通りに実験機器の操作ができる | 指導書通りに実験機器の操作ができない |
到達目標2 | 応用的課題について説明できる | 実験の原理について説明できる | 実験の原理について説明できない |
到達目標3 | 分かりやすいレポート作成や高精度な成果物製作ができる | ルールを守ってレポート作成や成果物製作ができる | ルールを守ってレポート作成や成果物作製ができない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
地域の課題や、工学的な分野で自分自身が興味を持った内容について、創意工夫を行いながら自ら実験方法や測定方法・課題解決のアイデアを考え報告する。さらに、実験装置の製作や設計を行う。
機械系実験に関しては、モデルコアカリキュラムに準拠した実験を行い、レポートまたは成果物を提出する.
授業の進め方・方法:
1. 前期は約10チームに分かれて実験を行う。後期は4班に分かれ4つの実験テーマを全て履修する
2. 班編制や実施場所,実施テーマ等の連絡は年度当初に一覧にして連絡,掲示するため,各自で実験前に確認すること
3. 実験の際には必要に応じて各実験で配布された実験指導書および筆記用具,電卓を持参すること
4. 病気やけがその他の理由でやむをえず休む場合には,必ず事前に実験担当教員に連絡すること
5. 実験ごとに必要に応じて報告書を課す
6. 報告書の期限は厳守すること
7. 実験における報告書は単に提出するだけではなく,必要に応じて担当教員の指導を受けること.内容が不十分な場合,再提出となることがある
8.後期に行う機械工学系実験では、実験機器により内容が変わる場合もある。変更がある場合は、後期の開始時に説明を行う。
注意点:
・実験時にレポート用紙、方眼紙、電卓、および定規を必ず持参すること
・作業服は必要ないが,動きやすく引っかかりにくい服装を着用すること
・測定機器や実験器具は丁寧に扱い、後片付けをきちんとすること
・工学実習を行う前に,関連する基礎理論について調べ,実習内容の理解を深めると共に,提出するレポートの下準備を始めておくこと
[ひずみゲージ]
・安全靴を履いてくること.(作業服,帽子は不要)
・万一おもりが落下した場合にもケガをしないよう,おもりの下には手や足を置かないこと.
・グループで実験を行うため,役割分担を明確にするとともに,担当以外の実験操作についても理解すること.
[静定トラス]
・安全靴を履いてくること.(作業服,帽子は不要)
・万一おもりが落下した場合にもケガをしないよう,おもりの下には手や足を置かないこと.
・グループで実験を行うため,役割分担を明確にするとともに,担当以外の実験操作についても理解すること.
[NC工作機械]
・実習工場で行う
・機械加工は危険を伴うことを自覚し,安全帽,安全靴,作業着は必ず着用すること.またボタン,ベルトなどきちんとすること
[CFD]
・演習室で行う
・他の班員と計測値を共有することもあるため,Office365のID,パスワードを確認しておくこと
[計測実験Ⅰ]
・全ての実験実習に参加する事
・全ての実験実習項目について、各人がレポートを作成して期日までに提出する事
・情報リテラシーⅡにおけるエクセルを用いた数値計算を習得していれば、数値補間ができる.
・工学実習を行う前に,関連する基礎理論について調べ,実習内容の理解を深めると共に,提出するレポートの下準備を始めておくこと.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
全体ガイダンス |
実験の実施方法について説明できる
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2週 |
地域の課題について意見・情報交換を行い、実験テーマの決定を行う |
地域の課題を理解し、実験の進め方を説明できる。工学的な実験レポートの書式で報告書の作成ができる
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3週 |
担当教員による(それぞれのテーマに分かれて実験方法や実験装置の製作を行うなど) |
テーマに沿った実験装置の取り扱いについて説明できる
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4週 |
担当教員による |
テーマに沿った実験装置の取り扱いについて説明できる
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5週 |
担当教員による |
テーマに沿った実験装置の取り扱いについて説明できる
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6週 |
中間報告会1 |
取り組み内容について説明できる
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7週 |
担当教員による |
テーマに沿った実験装置の取り扱いについて説明できる
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8週 |
担当教員による |
テーマに沿った実験装置の取り扱いについて説明できる
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2ndQ |
9週 |
担当教員による |
テーマに沿った実験装置の取り扱いについて説明できる
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10週 |
中間報告会2 |
取り組み内容について説明できる
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11週 |
担当教員による |
テーマに沿った実験装置の取り扱いについて説明できる
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12週 |
担当教員による |
テーマに沿った実験装置の取り扱いについて説明できる
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13週 |
担当教員による |
テーマに沿った実験結果を整理し、実験内容について説明できる
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14週 |
担当教員による |
報告書の作成を行い、チームで取り組んだ内容について説明できる。
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15週 |
報告会1 |
報告書の作成を行い、チームで取り組んだ内容について報告できる。
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16週 |
報告会2 |
報告書の作成を行い、チームで取り組んだ内容について報告できる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
機械系実験 例えば(NC工作機械) NC工作機械の調査,図面の寸法入れ
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NC工作機械について説明できる
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2週 |
機械系実験 例えば(NC工作機械) NC工作機械の操作
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NC工作機械の簡単な操作ができる
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3週 |
機械系実験 例えば(NC工作機械) NC工作機械による加工
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NC工作機械を用いて、図面に応じた加工ができる
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4週 |
機械系実験 レポート整理1 |
レポートの完成
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5週 |
機械系実験 例えば(CFD) チャネル流れ |
チャネル流れにおける代表的な流れ場を説明できる
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6週 |
機械系実験 例えば(CFD) カルマン渦 |
カルマン渦について説明できる
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7週 |
校外実習報告会 |
校外実習で学んだ内容について、プレゼンテーション資料をもとに報告を行うことができる。 報告会の内容を聞き取り、文章にまとめることができる。
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8週 |
機械系実験 例えば(CFD) レポート整理 |
レポートの完成
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4thQ |
9週 |
機械系実験 例えばひずみゲージの構造・特徴 |
ひずみゲージの構造,用途,使用方法を説明できる
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10週 |
機械系実験 例えばひずみゲージの結線法 |
ひずみゲージの結線法について説明できる
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11週 |
機械系実験レポート整理2 |
レポートの完成
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12週 |
機械系実験 例えば節点法を用いた部材力の計算 |
節点法を用いてトラス部材力の計算ができる
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13週 |
機械系実験 例えば(静定トラス) 出力電圧から力への換算係数 |
ひずみゲージ出力電圧から部材力への換算係数を求めることができる
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14週 |
機械系実験 例えば(静定トラス) 部材力の測定 |
ひずみゲージを用いてトラス部材力の測定ができる
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15週 |
機械系実験レポート整理3 |
これまでの実験での未提出レポートの完成
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16週 |
機械系実験レポート整理4 |
これまでの実験での未提出レポートの提出
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 60 | 40 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 10 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 60 | 30 | 0 | 90 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |