経済学

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成26年度 (2014年度)
授業科目 経済学
科目番号 0242 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 八田幸二ほか『攻略‼日本経済改訂版』(2015・学文社)。参考書として、3年次に使用した現代社会の教科書(数研出版『高等学校現代社会』)も持参すると良い。
担当教員 三重野 雄太郎

到達目標

1:現代社会における経済に関わる諸課題に関心を持ち、それに対する自身の考えを的確かつ論理的に表現できる。
2:資本主義経済の特質や財政・金融の機能などといった、経済学の基本的な概念やメカニズムについて説明できる。
3:経済学的な思考方法を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代社会における経済に関わる諸問題について、自身の考えを論理的に記述できる。現代社会における経済に関わる諸問題について、自身の考えを持っている。現代社会における経済に関わる諸問題について考えようとしていない。
評価項目2経済学の基本的な概念やメカニズムについて説明できる。経済学の基本的な概念やメカニズムについて理解している。経済学の基本的な概念やメカニズムについて理解していない。
評価項目3経済学的な思考方法を用いて、現代社会における経済の問題について考察できる。経済学的な思考方法が身についている。経済学的な思考方法が身についていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
経済学の基本的な事項について学ぶことで、社会における経済的問題について考えるための視座や思考力を身につけることを目指す。
授業の進め方・方法:
基本的には講義形式で行うが、問題演習、グループワークや、個人での口頭発表などを取り入れる場合がありうる。学生の積極的な参加を期待する。
注意点:
・高専4年生=大学1年生である。高校から大学へ進む者のように、学校が変わるわけではないが、3年生までの延長のような気分では困る。高等教育機関の「学生」として振る舞うこと。
・問題演習等の課題には自力で取り組むこと。自分の頭で考えぬくこと。
・経済のメカニズムを(暗記ではなく)自分の頭で理屈を追いながら、「理解」すること。他人に分かるように説明できるようになることが、本当の意味での「理解」である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション この授業の到達目標、履修上の注意点、評価方法などについて説明できる。
2週 経済主体 経済の定義、経済活動が3つの主体により行われていること、企業の役割について説明できる。
3週 資本主義の確立と経済学の展開① 資本主義とはどのような概念か、社会主義と比較しながら説明できる。
これまでの経済学の歴史の概要を説明できる。
4週 資本主義の確立と経済学の展開② 資本主義とはどのような概念か、社会主義と比較しながら説明できる。
これまでの経済学の歴史の概要を説明できる。
5週 市場経済① 完全競争市場における価格メカニズムについて説明できる。
6週 市場経済② 完全競争市場における価格メカニズムについて理解し、演習問題を解くことができる。
7週 前半のまとめ これまでの学習事項について説明できる。
8週 中間試験 合格点をとる。
4thQ
9週 答案返却
市場の限界
市場経済のがうまくいかない場合にはどのような場合があるか説明できる。
10週 財政 財政の機能や経済面での政府の役割について説明できる。
11週 金融 金融政策のメカニズムを説明できる。
12週 外国為替相場のしくみ 円高・円安になる要因や、なった場合の影響について、理屈立てて説明できる。
13週 貿易 比較生産費説について理解し、演習問題を解ける。
14週 後半のまとめ これまでの学習事項を説明できる。
15週 期末試験 合格点をとる。
16週 答案返却 試験の結果を踏まえ、自身の取り組みを振り返ることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力60000400100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000