概要:
情報工学を学ぶ上で必要なコンピュータの知識と基数変換などの演算方法について説明する。
C言語を用いたプログラミングを取り扱う。統合開発環境としてMicrosoftのVisual Studioを利用する。
授業の進め方・方法:
・ 授業は講義+演習形式で行う、講義中は集中して聴講し、演習中はグループでの議論に積極的に参加すること
・ 4人程度のグループに分割し、グループ内の議論を通じて、お互いの理解を深めあう
・ 毎週レポート課題を課すので、期限に遅れず提出すること
注意点:
・ タッチタイピング、電子メールの利用方法を始めとするコンピュータの使い方に習熟すること
・ 予習復習を実施しなければ十分に理解できないため、自宅のパソコンにも統合開発環境を導入すること
・ 電子メールやLMS(Blackboard)を用いた連絡を適宜行うため、スマートフォンやタブレットの操作に慣れること
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 基本的な変数分離形の微分方程式を解くことができる。 | 2 | |
簡単な1階線形微分方程式を解くことができる。 | 1 | |
定数係数2階斉次線形微分方程式を解くことができる。 | 2 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 変数とデータ型の概念を説明できる。 | 2 | 前2,前4 |
代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 2 | 前2,前6 |
制御構造の概念を理解し、条件分岐や反復処理を記述できる。 | 2 | 前9,前10,前11,前12,前13 |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 2 | 後9,後10,後11,後12,後13 |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 2 | 前14,前15 |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 2 | 前14,前15 |
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。 | 1 | 前1 |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。 | 1 | 後14,後15 |
ソフトウェア | アルゴリズムの概念を説明できる。 | 1 | 前1 |
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。 | 1 | 後14,後15 |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。 | 1 | 後14,後15 |
計算機工学 | 整数・小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 1 | 前4 |
整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。 | 1 | 前4 |
基数が異なる数の間で相互に変換できる。 | 1 | 前4 |
システムプログラム | コンパイラの役割と仕組みについて説明できる。 | 1 | |
その他の学習内容 | 少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。 | 2 | |
少なくとも一つの具体的なオフィススイート等を使って、文書作成や図表作成ができ、報告書やプレゼンテーション資料を作成できる。 | 2 | |
少なくとも一つのメールツールとWebブラウザを使って、メールの送受信とWebブラウジングを行うことができる。 | 2 | |
コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 1 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 情報系分野【実験・実習能力】 | 情報系【実験・実習】 | 与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。 | 2 | |
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 2 | |
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。 | 2 | |