到達目標
・機械製図における線の種類と用途が説明でき、品物の投影図を正確に描くことができる。
・測定器の構造と名称が説明でき、測定器を用いて正確に計測できる。
・工作機械の基礎的な事柄を理解し、その運動が説明できる。
・基板上に素子をはんだ付けし、簡単な回路を制作できる。
・CADシステムの取り扱いを理解し、3Dプリンタなどを用いて具体的な制作物を出力できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 線の種類と用途が説明でき、品物の投影図を正確に描くことができる。 | 品物の投影図を正確に描くことができる。 | 品物の投影図を正確に描くことができない。 |
評価項目2 | 測定器の構造と名称が説明でき、測定器を用いて正確に計測できる。 | 測定器を用いて正確に計測できる。 | 測定器を用いて正確に計測できない。 |
評価項目3 | 工作機械の基礎的な事柄を理解し、その運動が説明できる。 | 工作機械の運動が説明できる。 | 工作機械の運動が説明できない。 |
評価項目4 | 基板上に素子をはんだ付けし、簡単な回路を制作できる。 | 基板上に素子をはんだ付けができる。 | 基板上の素子のはんだ付けや簡単な回路制作ができない。 |
評価項目5
| CADシステムの取り扱いを理解し、3Dプリンタなどを用いて具体的な制作物を出力できる。
| CADシステムの取り扱いを理解し、3Dプリンタ用のデータを出力できる。
| CADシステムの取り扱いを理解していない。3Dプリンタを用いて具体的な制作物を出力できない。
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学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (B2)
説明
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学習・教育到達度目標 (B3)
説明
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教育方法等
概要:
機械分野のものづくりの基礎となる機械製図、測定器の使用方法およびコンピュータで動く工作機械について学ぶ。
回路エディタ、3DCADを用いて回路図や物体の制作を行う。また、素子をはんだ付けし、簡単な回路の制作を行う。
授業の進め方・方法:
クラスを2班に分けて、実習形式で授業を行う。
前期:機械製図(7週),回路制作基礎・回路設計CAD(7週)
後期:工作機械の基礎(7週),3DCAD(7週)
注意点:
計測器は説明をよく聞き、破損しないように注意することは大事であるが、積極的に手に取って実習すること。
工作機械を用いて実習を行うときは、注意事項をよく守りけがの無いよう十分に気を付けること。
試験は、筆記試験だけでなく実技試験をおこなうことがある。
評価割合のその他は小テストの教科である。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
機械製図の基礎① 図面の役割と種類の説明 |
図面の役割と種類を理解できる
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2週 |
新入生オリエンテーション |
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3週 |
機械製図の基礎② 線の種類と用途の説明 |
線の種類と用途を説明できる
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4週 |
機械製図の基礎③ 品物の投影図を第三角法で描く |
品物の投影図を正確に描くことができる
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5週 |
機械製図の基礎のまとめ
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製図の基礎を確認し、説明できるようにする
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6週 |
計測の基礎① 測定値の定義 |
測定値の定義を理解し説明できる
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7週 |
測定器の基礎② 測定器の構造ノギス、マイクロメーターを用いた計測のまとめと名称
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測定器の構造と名称を説明できノギス、マイクロメーターを用いて正確に計測することができる
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8週 |
回路制作の基礎 |
半田ごてとはんだを用いて、基板に素子をはんだ付けできる
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2ndQ |
9週 |
回路制作の基礎 |
素子をはんだ付けした基板の動作チェックができる
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10週 |
回路制作の基礎 |
制作した基板での電圧・電流等の測定ができる
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11週 |
回路設計CADの取り扱い |
回路設計CADの取り扱いを説明できる
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12週 |
回路設計CADの取り扱い |
回路設計CADで回路図を作成できる
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13週 |
回路設計CADの取り扱い |
回路基板用パターンの出力が説明できる
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14週 |
前期のまとめ |
前期で学んだ内容に関する問題を解くことができる
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15週 |
前期末試験 |
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16週 |
試験の返却と解答 プリント基板加工機での出力 |
設計したパターンをプリント基板に加工できる
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後期 |
3rdQ |
1週 |
汎用工作機械の概要 |
汎用工作機の種類と加工方法について説明できる
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2週 |
工作機械の基礎① 汎用旋盤の概要と作動方法 |
汎用旋盤の役割と運動を説明できる
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3週 |
汎用フライス盤の概要と作動方法 |
汎用フライス盤の役割と運動を説明できる
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4週 |
NC工作機械の概要 |
NC工作機の種類と加工方法について説明できる
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5週 |
工作機械の基礎② NC旋盤の概要と作動方法 |
NC旋盤の役割と運動を説明できる
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6週 |
NCフライス盤の概要と作動方法 |
NCフライス盤の役割と運動を説明できる。
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7週 |
工作機械の基礎③ 放電加工機の概要と作動方法 |
放電加工機の役割と運動を説明できる。
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8週 |
3DCADシステムの取り扱い |
3DCADの取り扱いを説明できる
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4thQ |
9週 |
3DCADシステムでの図面作成 |
3DCADシステムで押し出しを用いた図面が作成できる
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10週 |
3DCADシステムでの図面作成 |
3DCADシステムで回転、スイープを用いた図面が作成できる
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11週 |
3DCADシステムでの図面作成 |
3DCADシステムで複数のフィーチャーを用いた図面が作成できる
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12週 |
3DCADシステムでの図面作成 |
3DCADシステムで具体的な物体等の図面作成できる
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13週 |
3Dプリンタへの出力 |
3Dプリンタの原理を理解し、説明できる 3DCADデータを用いて3Dプリンタで物体を作成できる
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14週 |
後期のまとめ |
後期で学んだ内容に関する問題を解くことができる
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15週 |
後期末試験 |
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16週 |
試験の返却と解答
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 2 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 2 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 1 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 1 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 0 | 10 | 0 | 50 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 40 | 0 | 10 | 0 | 50 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |