制御情報工学特別講義1

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 制御情報工学特別講義1
科目番号 0062 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 日本生体医工学会監修,嶋津秀明他,医用工学概論,コロナ社
担当教員 坂牧 孝規

到達目標

1.生体システムの構造および機能を説明できる.
2.生体計測装置の構造および機能を説明できる.
3.治療機器の構造および機能を説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ホメオステーシス,サイバネティクスについて説明できる.生体の構造・機能を説明できる.生体の構造・機能を説明できない.
評価項目2生体計測装置の計測原理を理解して,生体信号の計測実験を行うことができる.生体計測装置の基本構造説明できる.生体計測装置の基本構造説明できない.
評価項目3生体物性を理解して,治療機器の動作原理を説明できる.治療機器の主作業,副作用について説明できる治療機器の主作用,副作用について説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (B3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
・システム工学および制御工学の視点で,生体システムの構造および機能を理解する.
・生体物性に基づいた医療機器の動作原理を理解し,生体を対象とした情報処理の方法について理解する.
授業の進め方・方法:
・授業は,集中講義の形式で実施する.
・授業は,講義と実験で構成され,講義の内容を実験で検証する.
注意点:
・受講前に生物,電気回路,電子回路の復習を行うこと.
・医療機器を操作する際は,担当教員の指導のもと,安全第一でおこなうこと.
・実習に関するレポートの提出は必須である.
・三重創生ファンタジスタ資格対象科目(認定条件:県内医療系高等教育機関ないし県内医療機関からの講師派遣があること)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 医用工学概論 医用工学が取り扱う問題を説明できる
2週 生体システム(1) 生理学基礎 生理学の基礎的な事項を説明できる
3週 生体システム(2) 生体物性基礎 生体物性の基礎的な事項を説明できる
4週 生体計測装置学(1) 生体計測の基礎 生体計測装置の基本構造および機能を説明できる
5週 生体計測装置学(2) 電気現象の計測 生体の電気現象に関わる計測原理を説明できる
6週 生体計測装置学(3) 物理化学現象の計測 生体の物理化学現象に関わる計測原理を説明できる
7週 生体計測装置学(4) 画像計測と情報処理 生体の画像計測,情報処理システムの原理を説明できる
8週 生体計測実習(1)  心電図,呼吸の計測原理を説明できる
2ndQ
9週 生体計測実習(2)  筋電図,NiBP,SpO2の計測原理を説明できる
10週 生体計測実習(3)  医用テレメータの仕組みを説明できる
11週 医用治療機器学(1) 治療機器の基礎 治療機器の基本構造および機能を説明できる
12週 医用治療機器学(2) 基本的な治療機器 電磁気治療器,機械的治療機器の原理を説明できる
13週 先端医用機器の開発 医療機器の開発方法を説明できる
14週 先端医用工学分野の研究 医用工学分野の研究動向を説明できる
15週 定期試験 定期試験
16週 試験解説と総括 間違った問題を解くことができる.
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力3000010040
専門的能力3000020050
分野横断的能力000010010