概要:
データベースと連動したWebサイトの構築を通じて、Webサイト構築のために必要なサーバ、プログラム言語、データベースの制御言語についての知識を深める。
また、情報系分野におけるコンピュータシステムに関する理解を深めるため、計算機の成り立ちやネットワーク、データベース等に関する学習を行う。基本情報処理技術者試験の内容に沿った課題を与える。
授業の進め方・方法:
・ 授業は講義+演習形式で行う、講義中は集中して聴講し、演習中は友人と活発に議論しながら演習に取り組むこと
・ 毎週レポート課題を課すので、期限に遅れず提出すること
・基本情報処理技術者試験に関する学習については、基本的には自己学習とする。質問があれば積極的にオフィスアワーを活用すること
注意点:
・MicrosoftのAzure環境で実習を行うため、指定されたアカウントを取得し利用可能な状態にすること
・ 予習復習を実施しなければ十分に理解できないため、自宅からも開発環境が利用可能となるように設定しておくこと
・ 電子メールやグループウエアを用いた連絡を適宜行うため、スマートフォンやタブレットの操作に慣れていること
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
環境構築・ガイダンス |
Microsoft Azureを利用するためのアカウト登録、開発環境の設定ができる。
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2週 |
Webサイトの構築(1) |
HTMLを用いたWebサイトが構築できる。
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3週 |
Webサイトの構築(2) |
CSSを用いたWebサイトが構築できる。
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4週 |
Webサイトの構築(3) |
PHP(Python)での変数の取り扱い、条件分岐、反復処理ができる。
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5週 |
データベース(1) |
データベースを作成、指定されたSQL文を実行し結果を出力できる。
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6週 |
データベース(2) |
データーベースコマンドとして、SELECT、INSERT、UPDATE、DELETEなどの利用ができる。
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7週 |
データベース(3) |
SQL文により昇順降順に並べ替えたり、平均・合計などのデータを抽出できる。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
ショッピングサイトの構築(1) |
与えられたサンプルデータを展開し、動作確認が行える。
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10週 |
ショッピングサイトの構築(2) |
サンプルのWebページを改編し、指定されたサイトを作成できる。
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11週 |
ショッピングサイトの構築(3) |
自ら考えた適切な機能を実装し、動作確認ができる。
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12週 |
ショッピングサイトの構築(4) |
それぞれが作成したサイトを客観的な視点で評価できる。
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13週 |
CMSの利用(1) |
CMS(Wordpress)の概念を理解し、サイトを構築できる。
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14週 |
CMSの利用(2) |
CMSで管理者設定を行い、複数人でサイトを管理・運営できる。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験返却と解説 |
期間中に取り組んだ内容について復習し、正しい内容を確認できる。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 3 | 前4 |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 3 | 前12,前13,前14 |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 3 | 後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 3 | 前2 |
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。 | 2 | |
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。 | 2 | |
プログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。 | 2 | |
主要な計算モデルを説明できる。 | 2 | |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。 | 2 | 前11,前12 |
ソフトウェア | ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる。 | 2 | 前9,前10 |
計算機工学 | 基数が異なる数の間で相互に変換できる。 | 2 | |
整数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 2 | |
コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。 | 2 | 前2 |
プロセッサを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 2 | 前3 |
メモリシステムを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 2 | 前4,前5 |
入出力を実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 2 | 前6,前7 |
コンピュータシステム | ユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。 | 2 | |
プロジェクト管理の必要性について説明できる。 | 2 | |
情報通信ネットワーク | プロトコルの概念を説明できる。 | 2 | |
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。 | 1 | |
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。 | 2 | 後4 |
インターネットの概念を説明できる。 | 2 | 後1,後2 |
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。 | 2 | 後1,後3 |
主要なサーバの構築方法を説明できる。 | 1 | 前13,前14,後4 |
情報通信ネットワークを利用したアプリケーションの作成方法を説明できる。 | 2 | 前13,前14 |
ネットワークを構成するコンポーネントの基本的な設定内容について説明できる。 | 1 | |
無線通信の仕組みと規格について説明できる。 | 1 | |
有線通信の仕組みと規格について説明できる。 | 1 | |
その他の学習内容 | 少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。 | 3 | 前1 |
少なくとも一つの具体的なオフィススイート等を使って、文書作成や図表作成ができ、報告書やプレゼンテーション資料を作成できる。 | 3 | 前1 |
少なくとも一つのメールツールとWebブラウザを使って、メールの送受信とWebブラウジングを行うことができる。 | 3 | 前1 |
コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 2 | 後10,後12 |
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。 | 2 | 後9,後10,後11 |
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。 | 2 | 後5,後6 |
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。 | 2 | 後7 |
分野別の工学実験・実習能力 | 情報系分野【実験・実習能力】 | 情報系【実験・実習】 | 与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。 | 3 | |
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 3 | |
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。 | 3 | |