到達目標
1.定められたネットワーク・アドレスを持つネットワーク上でホストに正しいIPアドレスを割り振ることができる。
2.定められたネットワーク・アドレス上にあるルータに正しいデフォルトゲートウェイ設定を行える。
3.代表的なルーティングアルゴリズムを用い、複数のネットワークを接続する設定をルータに対して行うことができる。
4.PINGやtraceroute等のコマンドをネットワーク設定やトラブルシューティングに活かすことができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 到達レベルの目安(可) |
評価項目1 | ネットワークやサブネットマスクに対して正しいIPアドレスを設定でき、デフォルトゲートウェイを正しく設定できる | ネットマスク長から使用できるPCの台数を計算し、適切なIPを割り振ることができる | ネットマスク長を理解できIPアドレスを割り当てることができる。 |
評価項目2 | ネットワークやサブネットマスクに対して正しいIPアドレスを設定でき、デフォルトゲートウェイを正しく設定できる。 | ネットマスク長から使用できるPCの台数を計算し、適切なIPを割り振ることができる。 | ネットマスク長を理解できIPアドレスを割り当てることができる |
評価項目3 | ネットワークに対して正しい設定を行い、通信を可能にした上でstartupコンフィグに設定を保存できる | ルータの動的ルーティング設定を行い、他のネットワークと通信をすることができる | ルータにIPアドレスとデを設定しルーティングアルゴリズムを有効にすることができる。 |
評価項目4 | Pingやtracerouteを使用して、ネットワークトラブルのトラブルシューティングを行える。 | Pingとtracerouteを使用しtracerouteの結果を理解できる。 | Pingを使用して、疎通を確認できる。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (B1)
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学習・教育到達度目標 (B2)
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学習・教育到達度目標 (B3)
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教育方法等
概要:
身近なインフラとしての情報ネットワークを構成する技術を理解し、実際にネットワークの設計構築を行える実践的技術を身につける。シミュレータとしてGNS3を用いる。
授業の進め方・方法:
・授業は4限ごとに進めるため、基本的な知識を学んだ後には実際にネットワークを設計・構築を行う。
・授業ごとに具体的な達成項目が設定される。達成できない場合は、積極的に質問すること。
・試験(実技)の評価はルーブリックに基づいて行う。
注意点:
・Linuxに関する基礎操作を身に着けている必要があるため、よく復習して取り組むこと。
・達成項目を十分に達成した学生は、他の学生へのアドバイスを行い更に理解を深めること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ネットワークの基礎 |
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。
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2週 |
ローカルエリアネットワーク1 |
IPアドレスおよびサブネットマスクについて理解し説明できる。
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3週 |
ローカルエリアネットワーク2 |
ネットワークに割り当てられたネットワーク・アドレスを理解し説明できる。
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4週 |
ローカルエリアネットワーク3 |
与えられたネットワーク・アドレスに属するLAN内に接続するための設定を行える。
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5週 |
ローカルエリアネットワーク4 |
デフォルトゲートウェイについて理解し説明できる。
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6週 |
ローカルエリアネットワーク5 |
LAN内のルータにデフォルトゲートウェイを設定できる。
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7週 |
ローカルエリアネットワーク6 |
LAN内のクライアントにデフォルトゲートウェイを設定できる。
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
ネットワーク構築1 |
静的ルーティングの概念を理解し説明できる。
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10週 |
ネットワーク構築2 |
静的ルーティング設定をルータに設定し複数のLANの間で疎通を確認できる。
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11週 |
ネットワーク構築3 |
動的ルーティング概念を理解し説明できる。
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12週 |
ネットワーク構築4 |
動的ルーティング設定をルータに設定し2つのLANの間で疎通を確認できる。
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13週 |
ネットワーク構築5 |
動的ルーティング設定をルータに設定し3つのLANの間で疎通を確認できる。
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14週 |
ネットワーク構築6 |
動的ルーティング設定をルータに設定し3つ以上のLANの間で疎通を確認できる。
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15週 |
前期末試験 |
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16週 |
試験返却・解答 |
全ての出題問題を解くことができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 3 | |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 3 | |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 3 | 前2 |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 3 | |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。 | 3 | |
情報通信ネットワーク | プロトコルの概念を説明できる。 | 3 | |
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。 | 3 | |
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。 | 3 | |
インターネットの概念を説明できる。 | 3 | |
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。 | 3 | 前1 |
主要なサーバの構築方法を説明できる。 | 2 | |
情報通信ネットワークを利用したアプリケーションの作成方法を説明できる。 | 3 | |
ネットワークを構成するコンポーネントの基本的な設定内容について説明できる。 | 2 | |
SSH等のリモートアクセスの接続形態と仕組みについて説明できる。 | 2 | |
基本的なフィルタリング技術について説明できる。 | 2 | |
評価割合
| 試験(実技) | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 出席・取組状況 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |