ネットワークシステム

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ネットワークシステム
科目番号 0147 科目区分 専門 / 【情報系】モデル必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 シスコネットワーキングアカデミー
担当教員 白石 和章

到達目標

現在、サイバーセキュリティは、個人から民間企業、さらに国々から政府に至るまで、すべての人々の関心事項です。オ ンライン時􏰀安全に関する知識を深め、実践的なサイバーセキュリティ スキルを学びます。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
情報セキュリティ、システム セキュリティ、ネットワーク セキュリティ、モバイル セキュリティ、物理的セキュリティ、倫理および法律など、サイバー ワールドにおけるセキュリティ􏰀あらゆる側面に関する基礎的な知識を身につける。情報セキュリティ、システム セキュリティ、ネットワーク セキュリティ、モバイル セキュリティ、物理的セキュリティ、倫理および法律など、サイバー ワールドにおけるセキュリティ􏰀あらゆる側面に関する実践的な知識を身につけており、シミュレータを使用して再現、および説明を行うことができる。情報セキュリティ、システム セキュリティ、ネットワーク セキュリティ、モバイル セキュリティ、物理的セキュリティ、倫理および法律など、サイバー ワールドにおけるセキュリティ􏰀あらゆる側面に関する実践的な知識を身につけており、シミュレータを使用して再現ができる。情報セキュリティ、システム セキュリティ、ネットワーク セキュリティ、モバイル セキュリティ、物理的セキュリティ、倫理および法律など、サイバー ワールドにおけるセキュリティ􏰀あらゆる側面に関する基礎的な知識を身につける。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「米国とカナダ銀行、新しいマルウェアにより 400 万ドル被害」、「ソフトウェア不具 合警告があったにもかかわらず、ハッカーが病院に侵入」、「新しいタイプランサムウェア 危険前兆」(出典:『Cisco 2016 Annual Security Report』)など、サイバーセキュリ ティメディアヘッドラインを飾るニュースとなっています。現在、サイバーセキュリティ 、個人から民間企業、さらに国々政府に至るまで、すべて人々関心事項です。オ ンライン時安全に関する知識を深め、サイバーセキュリティ スキルを学び、サイバーセ キュリティ仕事を目指す。
※実務との関係
 この科目は、他機関においてネットワーク管理を担当していた教員が、その経験を活かし、セキュリティに関する実践的な知識やシミュレータを使用しての再現等について講義・演習形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
・シスコネットワーキングアカデミーを使用し、特にパケットトレーサを用いた演習を中心に行う。
・TeamsおよびOneNoteを使用して、講義ノート配布、課題提出、課題回収、小テスト等を行う。
・連絡等でTeamsを使用するため、スマホ等情報端末にアプリをインストールする必要がある。質問等にも積極的に利用すること
・課題を行う際は、学生間でコミュニケーションを取りながら、課題解決を行う。
・成績不振者には適宜補習を行う。
注意点:
パケットトレーサ演習だけでは背景知識が身につかない、事前に行うテキストの予習が必要となる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.2.2.4 実習:サイバーセキュリティ関連の求職 サイバーセキュリティの専門家に必要な資格について知っている。
2週 1.5.3.5 Packet Tracer:サイバー世界の作成 FTP 、Web サーバ、電子メール サーバ
DNS サーバ、NTP サーバの設定を行える。
3週 1.5.3.6 Packet Tracer:サイバー世界での通信 以下を行うことができる。
ユーザ間での電子メールの送信
FTP を使用したファイルのアップロードとダウンロード
Telnet を使用したエンタープライズ ルータへのリモート アクセス
SSH を使用したエンタープライズ ルータへのリモート アクセス
4週 2.5.2.6 Packet Tracer:ファイルおよびデータの暗号化の調査1 以下を行うことができる。
Mary のラップトップ用の FTP アカウント認証情報の確認
FTP を使用した機密データのアップロード
Bob の PC 用の FTP アカウント認証情報の確認
FTP を使用した機密データのダウンロード
clientinfo.txt ファイルの内容の復号
5週 2.5.2.6 Packet Tracer:ファイルおよびデータの暗号化の調査2 以下を行うことができる。
Mary のラップトップ用の FTP アカウント認証情報の確認
FTP を使用した機密データのアップロード
Bob の PC 用の FTP アカウント認証情報の確認
FTP を使用した機密データのダウンロード
clientinfo.txt ファイルの内容の復号
6週 2.5.2.7 Packet Tracer:ファイルおよびデータの完全性チェックの使用方法1 以下を行うことができる。
PC へのクライアント ファイルのダウンロード
バックアップ ファイル サーバから Mike の PC へのクライアント ファイルのダウンロード
ハッシュを使用したクライアント ファイルの完全性の確認
HMAC を使用したクリティカル ファイルの完全性の確認
7週 2.5.2.7 Packet Tracer:ファイルおよびデータの完全性チェックの使用方法2 以下を行うことができる。
PC へのクライアント ファイルのダウンロード
バックアップ ファイル サーバから Mike の PC へのクライアント ファイルのダウンロード
ハッシュを使用したクライアント ファイルの完全性の確認
HMAC を使用したクリティカル ファイルの完全性の確認
8週 3.3.2.7 Packet Tracer:WEP/WPA2 PSK/WPA2 RADIUS の設定1 以下を行うことができる。
Healthcare at Home での WEP の設定
Gotham Healthcare Branch での WPA2 PSK の設定
Metropolis Bank HQ での WPA2 RADIUS の設定
2ndQ
9週 3.3.2.7 Packet Tracer:WEP/WPA2 PSK/WPA2 RADIUS の設定2 以下を行うことができる。
Healthcare at Home での WEP の設定
Gotham Healthcare Branch での WPA2 PSK の設定
Metropolis Bank HQ での WPA2 RADIUS の設定
10週 4.3.3.3 Packet Tracer:VPN トランスポート モードの設定1 以下を行うことができる。
暗号化されていない FTP トラフィックの送信
Metropolis 内での VPN クライアントの設定
暗号化された FTP トラフィックの送信
11週 4.3.3.3 Packet Tracer:VPN トランスポート モードの設定2 以下を行うことができる。
暗号化されていない FTP トラフィックの送信
Metropolis 内での VPN クライアントの設定
暗号化された FTP トラフィックの送信
12週 4.3.3.4 Packet Tracer:VPN トンネル モードの設定1 以下を行うことができる。
暗号化されていない FTP トラフィックの送信
Metropolis と Gotham の間の VPN トンネルの設定
暗号化された FTP トラフィックの送信
13週 4.3.3.4 Packet Tracer:VPN トンネル モードの設定2 以下を行うことができる。
暗号化されていない FTP トラフィックの送信
Metropolis と Gotham の間の VPN トンネルの設定
暗号化された FTP トラフィックの送信
14週 7.4.2.4 Packet Tracer:サーバ ファイアウォールとルータ ACL1 以下を行うことができる。
Web サーバとの接続
非暗号化 HTTP セッションの禁止
電子メール サーバ上のファイアウォールにアクセスする
15週 7.4.2.4 Packet Tracer:サーバ ファイアウォールとルータ ACL2 以下を行うことができる。
Web サーバとの接続
非暗号化 HTTP セッションの禁止
電子メール サーバ上のファイアウォールにアクセスする
16週 8.3.1.3 Packet Tracer:統合課題 総合的な内容理解度を確認する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3

評価割合

実技試験Webテストその他テスト態度ポートフォリオ(課題)その他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力0000000
専門的能力50000500100
分野横断的能力0000000