応用数学1

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 応用数学1
科目番号 0181 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 参考書   「微分積分」 改訂版 裳華房     新訂「応用数学」 大日本図書
担当教員 伊藤 友仁

到達目標

1. 工業系の多くの分野で利用される数学の基礎である微分及び積分の基本を復讐する。
2.基礎的な常微分方程式を解くことができ、種々の物理現象などに微分方程式を応用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的な微分、積分がほとんどできる。基本的な微分、積分がほぼできる。基本的な微分、積分がほぼできない。
評価項目2常微分方程式を解くことができ、物理現象などに応用できる。与えられた常微分方程式を解くことができる。簡単な常微分方程式を解くことができない。
評価項目3自然現象などを微分方程式で表現できる。数学の問題で微分方程式がたてられる。微分方程式を立てることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
工学で必要な数学としてまず微分と積分を復讐し、他の専門科目で応用する為の基礎を学ぶ。自然現象や工学的な問題について、微分方程式をたて、それを解くことができるようになる。
授業の進め方・方法:
・授業方法は主に講義だが、適宜演習問題などの宿題を課し提出を求める。
・3年生までに学習した数学全般と専門科目で学習している数学の知識を総合的に要するので、授業前には復習しておくこと。
注意点:
・1~3年生で学んだ数学を理解していない場合は、関連事項を学習する際に都度十分予習復習を十分におこなうこと。復習は全員毎回必ず行うこと。
・演習等の提出は平常点(ポートフォリオ)に加算され、欠席した場合はその時間の演習の有無を自分で確認し、演習があれば次回提出。
・予習復習と既習事項の練習は基本的に受講者の責任であるが、授業時間外でも在室時なら質問をいつでも受付ける。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 微分方程式の基礎(1) 微分方程式を解くうえで必要な微分、積分ができる
2週 微分方程式の基礎(2) 微分方程式で必要な積分ができる
3週 微分方程式の基礎(3) 基本的な1階微分方程式を解くことができる
4週 微分方程式の基礎(4) 種々の1階微分方程式が理解できる
5週 微分方程式の基礎(5) 1階微分方程式の各種問題を解くことができる
6週 微分方程式の応用 微分方程式の物理現象などへの応用ができる
7週 中間試験 試験
8週 その他の微分方程式(1) 試験解説
微分方程式の種類ほかが知ることができる。
2ndQ
9週 その他の微分方程式(2) 2階またはそれ以上の常微分方程式が理解できる
10週 その他の微分方程式(3) 2階以上の常微分方程式が各種解法で解ける(1)
11週 その他の微分方程式(4) 2階以上の常微分方程式が各種解法で解ける(2)
12週 微分方程式の応用(1) 各種微分方程式のまとめ、および応用を復習する
13週 微分方程式の応用(2) 微分方程式の応用問題を解ける
14週 微分方程式の応用(3) 微分方程式の練習
15週 期末試験 試験
16週 期末試験の解答など 期末試験の解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学積・商の導関数の公式を用いて、導関数を求めることがができる。3
合成関数の導関数を求めることができる。3
三角関数・指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。3
不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができる。3
置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。3
定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。3
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができる。3
簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積を定積分で求めることができる。3
微分方程式の意味を理解し、簡単な変数分離形の微分方程式を解くことができる。3
簡単な1階線形微分方程式を解くことができる。3
定数係数2階斉次線形微分方程式を解くことができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合600010300100
基礎的能力600000060
専門的能力000030030
分野横断的能力000100010