現代社会

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成24年度 (2012年度)
授業科目 現代社会
科目番号 0335 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 数研出版『高等学校現代社会』(2年次に使ったものをそのまま使用する。)
担当教員 三重野 雄太郎

到達目標

1:実社会に関心を持ち、これからの社会を担っていく主権者としての自覚を養う。
2:民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性、今日の国際的な政治・経済の仕組みなどといった、政治・経済に関する基本的な知識を身につける。
3:現代社会において生じる様々な問題について、主体的に考察し、多角的な観点から捉える力を身につけると共に、自身の意見を論理的に記述できる能力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代社会における諸問題に対し、当事者意識を持ち、きちんと自身の意見を持ち、また、行動しようとしている。現代社会における諸問題に対し、当事者意識を持っている。現代社会における諸問題に対し、当事者意識を持っていない。
評価項目2学習した事項について十分な知識を有している。学習した事項についてひととおりの知識を有していない。学習した事項についての知識が不十分である。
評価項目3現代社会における諸問題に対する自身の意見を十分な根拠を挙げ、論理的に表現することができる。現代社会における諸問題に対する自身の意見を持ち、その理由を挙げることができる。現代社会における諸問題に対する自身の意見を持っていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・これからの社会を担う主権者として必要な素養、すなわち、現代の社会がどのような仕組みで動いているのかについて学ぶ。
授業の進め方・方法:
・基本的には講義形式で行うが、グループワークや、個人での口頭発表などを取り入れる場合がありうる。学生の積極的な参加を期待する。
注意点:
・高校生の年齢であるとはいえ、高専生である以上、高等教育機関の「学生」として振る舞うこと。
・自分の頭で考えること。
・友人と議論するなどして様々な考えに触れること。 他者の意見にきちんと耳を傾けること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション この授業の目標、授業計画、評価方法、受講上の注意点を説明できる。
2週 青年期の意義と課題 青年期が、人生においてどのような意味を持つのかを認識し、自身が青年期をいかに過ごすか表現できる。
3週 法と社会 社会における法の意義や法の種類について説明できる。
4週 民主政治における個人と国家 国家とはどのようなものか説明できる。
5週 民主政治の原理とその展開 社会契約説の政治思想上の意義や権力分立の意義について説明できる。
6週 民主主義の展開と法の支配 法の支配とはどのような概念か説明できる。
7週 前期前半のまとめ 既習事項を復習し、これまで学習した内容について説明できる。
8週 中間試験 合格点をとる。
2ndQ
9週 世界の主な政治体制 外国の政治システムについて説明できる。
10週 明治憲法と日本国憲法 大日本帝国憲法と日本国憲法の違いについて説明できる。
11週 基本的人権の性格と平等権 法の下の平等という概念について説明できる。
12週 基本的人権と自由権 自由権について説明できる。
13週 社会権・参政権・請求権・新しい人権 社会権、参政権、請求権、新しい人権について説明できる。
14週 前期後半のまとめ 既習事項を復習し、これまで学習した内容について説明できる。
15週 期末試験 合格点をとる。
16週 答案返却・試験解説 前期の現代社会の学習への取り組みを振り返り、後期の取り組みの目標を設定できる。
後期
3rdQ
1週 平和主義 日本国憲法第9条の理念やそれをめぐる諸問題について説明できる。
2週 国会のしくみと役割 国会の役割について説明できる。
3週 内閣のしくみと役割 内閣の役割について説明できる。
4週 裁判所の役割 裁判所の役割について知る。裁判員制度の概要を知り、自身も裁判員として携わることになるかもしれないという自覚を持つことができる。
5週 地方自治の現状と課題 地方自治制度の概要を説明できる。
6週 政党の役割 民主政治における政党の存在意義について説明できる。
7週 後期前半のまとめ 既習事項を復習し、これまで学習した内容について理解を説明できる。
8週 中間試験 合格点をとる。
4thQ
9週 選挙と選挙制度 選挙制度の概要を説明できる。
10週 国際社会と国際法 国際法について説明できる。
11週 国際社会と集団安全保障体制 国際連盟が作られた背景と失敗した理由について説明できる。
12週 国際連合の役割と課題 国際連合の仕組みについて説明できる。
13週 公害の発生と防止 公害対策について説明できる。
14週 社会保障制度 社会保障制度の概要について説明できる。
15週 期末試験 合格点をとる。
16週 答案返却・試験解説
1年間のまとめ、来年度の授業の展望
1年間の学習を振り返り、これからの社会を担っていく主権者として自分はどうしていくか表現できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力60000400100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000