科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成23年度 (2011年度)
授業科目 法学
科目番号 0421 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 池田真朗編『プレステップ法学第2版』(2013年・弘文堂)
担当教員 三重野 雄太郎

到達目標

1:法律学の基本概念を習得する。
2:法的思考方法を身につける。
3:社会には様々な人々がいて、それぞれが違った考え方を持つことを理解すると共に、誰にでも言い分があるということを意識して、きちんとそれに耳を傾ける態度を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 法律学の基本概念について説明できる。法律学の基本概念について理解し、中間試験・期末試験において合格点を取ることができる。法律学の基本概念を理解できていない。
評価項目2法的思考方法を習得し、様々な法的問題について自身の考えを論理的に表現できる。法的問題について自身の考えを持っている。法的問題について考えようとしていない。
評価項目3議論の際に、他人の意見を踏まえて発言できる。議論の際に、他人の意見に耳を傾けることができる。議論の際に、他人の意見に耳を傾けることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
社会人として、一市民として必要な法的素養について学ぶ。
授業の進め方・方法:
基本的には講義形式で行うが、回によっては、グループワークや、個人での口頭発表などを取り入れる場合がありうる。学生の積極的な参加を期待する。
注意点:
・高専4年生=大学1年生である。高校から大学へ進む者のように、学校が変わるわけではないが、3年生までの延長のような気分では困る。高等教育機関の「学生」として振る舞うこと。
・自分の頭で考えぬくこと。
・友人と議論するなどして様々な考えに触れること。 他者の意見にきちんと耳を傾けること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス この授業の到達目標、履修上の注意点、評価方法などについて説明できる。
法の存在意義について説明できる。
2週 日常生活と契約① 近代民法の基本原則、契約の成立時期、債権・債務などといった基本的な概念について説明できる。
3週 日常生活と契約② 債務不履行の諸類型について説明できる。
4週 不法行為 不法行為責任について説明できる。
5週 消費者と法 消費者として法的問題に直面した場合の解決策について説明できる。
6週 家族と法① 婚姻をめぐる基本的な制度の概要について説明できる。
7週 前半のまとめ これまでの学習事項について説明できる。
8週 中間試験 合格点をとる。
4thQ
9週 答案返却・家族と法② 相続をめぐる基本的な制度の概要について説明できる。
10週 犯罪と刑罰① グループワークに参加し、自身の考えをきちんと述べることができる。
11週 犯罪と刑罰② 罪刑法定主義や刑罰の意義について説明できる。
12週 労働と法① 労働法の意義や採用内定の法的性質について説明できる。
13週 労働と法② 労働法の基本的制度の概要について説明できる。
14週 生命倫理と法 現代社会における生命倫理の問題について法学的にどうアプローチできるか説明できる。
15週 期末試験 合格点をとる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力60000400100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000