オブジェクト指向言語2

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 オブジェクト指向言語2
科目番号 1048 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 スマートにプログラミング Android入門編 第3版 SDK4.x対応
担当教員 白石 和章

到達目標

1.Android OS等の携帯情報端末上で動作するプログラム開発方法を身につける。
2.Android OS で動作する携帯情報端末を利用したシステムの構築・提案ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1携帯情報端末上で動作するプログラム開発方法を取得している。携帯情報端末上で動作するプログラム開発方法の基礎を取得している。携帯情報端末上で動作するプログラム開発方法の基礎を取得していない。
評価項目2要求に応じたシステムの構築・提案ができる。基礎的な要求に応じられるシステムの構築・提案ができる。基礎的な要求に応じられるシステムの構築・提案ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (B3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
Android OS等の携帯情報端末上で動作するプログラム開発を通して、実践的プログラミングを学ぶ。
授業の進め方・方法:
・ 授業は講義+演習形式で行う、講義中は集中して聴講し、演習中は演習に集中すること
・ 毎週レポート課題を課すので、期限に遅れず提出すること
注意点:
・ 予習復習を実施しなければ十分に理解できないため、自宅のパソコンにも統合開発環境を導入すること
・ 電子メールやOneNoteを用いた連絡を適宜行うため、スマートフォンやタブレットの操作に慣れること
・試験を実技課題で置き換える場合がある

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 統合開発環境 統合開発環境を用いて、Android版hello worldを実行できる。
2週 Androidの画面設計 複数のボタンを任意に配置し、ボタンごとに違う処理を実行できる。
3週 Android におけるデータの扱い ローカルファイルやSQLiteを使用しデータを保存できる。
4週 コンテントプロバイダの基礎 コンテントプロバイダを使用できる
5週 コンテントプロバイダの基礎 標準アプリのコンテントプロバイダを利用できる
6週 ダイアログの使用 ダイアログをレイアウトし使用できる
7週 メニューの使用 メニューをレイアウトし使用できる
8週 後期中間試験
4thQ
9週 後期中間試験返却 間違えた問題の正解を導くことができる。
10週 実践的アプリケーション開発の準備 Google API の基礎機能を使用できる
11週 実践的アプリケーション開発の準備 カメラを使用できる
12週 実践的アプリケーション開発の準備 カメラからの画像に画像処理を行える
13週 実践的アプリケーション開発の準備 これまでに学んだ内容を組み合わせることができる(1)
14週 実践的アプリケーション開発の準備 これまでに学んだ内容を組み合わせることができる(2)
15週 後期定期試験
16週 試験返却 間違えた問題の正解を導くことができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング変数とデータ型の概念を説明できる。2
代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。3
制御構造の概念を理解し、条件分岐や反復処理を記述できる。3
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。3
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。3
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。3
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。3
ソフトウェアコンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを説明できる。2
同一の問題に対し、選択したデータ構造によってアルゴリズムが変化しうることを説明できる。2
リスト構造、スタック、キュー、木構造などの基本的なデータ構造の概念と操作を説明できる。2

評価割合

試験(もしくは実技課題)発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合60055300100
基礎的能力0000000
専門的能力6000030090
分野横断的能力00550010