制御情報工学特別講義2

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 制御情報工学特別講義2
科目番号 1063 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 自作テキスト
担当教員 土田 隼之

到達目標

1. プリント基板用CADソフトを使用した電気・電子回路パターンデータを作成できる
2. 基板パターンの露光・現像・エッチング処理ができる
3. 作成した回路の動作チェック、不具合の修正ができる
4.技術者集団として、グループワークに取り組んでいくことができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1プリント基板用CADソフトを使用した電気・電子回路パターンデータを作成できる指導教員の指導の下、プリント基板用CADソフトを使用した電気・電子回路パターンデータを作成できるプリント基板用CADソフトを使用した電気・電子回路パターンデータを作成できない
評価項目2基板パターンの露光・現像・エッチング処理ができる指導教員の指導の下、基板パターンの露光・現像・エッチング処理ができる基板パターンの露光・現像・エッチング処理ができない
評価項目3作成した回路の動作チェック、不具合の修正ができる指導教員の指導の下、作成した回路の動作チェック、不具合の修正ができる作成した回路の動作チェック、不具合の修正ができない
評価項目4技術者集団として、各自の役割を明確にすることで効率的にグループワークに取り組んでいくことができる技術者集団として、グループワークに取り組んでいくことができる技術者集団として、グループワークに取り組んでいくことができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B2) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (B3) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標  (B3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
簡単な電気電子回路の作製を通して、回路エディタでの回路設計、エッチングによるプリント基板作製と回路の実装、成果物の動作チェック方法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
課題の回路を作製する形式で行う,作業中は他のメンバーと協力して取り組むこと
注意点:
・ 作業には作業服を着用し,身の回りの整理整頓に努めること
・ 作業中は,担当教員の注意をよく聞き,教員の指導のもとで作業を行うこと
・ 電気・電子系科目の基礎的事項に対する知識を有していること
・ コンピュータの基本的な手法を理解していること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 回路パターン設計とは何か説明できる
2週 Eagleの概要説明、インストール Eagleのインストールと基本設定ができる
3週 Eagleの使用方法説明 Eagleの使用方法の概略を説明できる
4週 Eagleによる回路図の作成 Eagleを用いて回路図の作成ができる
5週 Eagleによる基板パターンの作成 Eagleを用いて基板パターンの作成ができる
6週 基板パターンの印刷 作成した基板パターンの印刷ができる
7週 基板パターンの感光基板への焼き付け 基板パターンの感光基板への焼き付けができる
8週 感光基板の現像 感光基板の現像ができる
2ndQ
9週 感光基板のエッチング 感光基板のエッチング処理ができる
10週 基板の穴あけ処理1 基板への素子用穴をあけることができる
11週 基板の穴あけ処理2 基板へのIC用穴をあけることができる
12週 はんだ付け処理 基板への素子のはんだ付けができる
13週 動作チェック マルチメータ、オシロスコープなどを使用して回路が正常に動作するかチェックできる
14週 不具合修正 回路の不具合を見つけ、修正、再チェックできる
15週 レポート作成(1) レポートの作成がアドバイスを受けながら行える
16週 レポート作成(2) レポートの作成が行える
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3前15,前16
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3前15,前16
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3前15,前16
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3前15,前16
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3前15,前16

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00020800100
基礎的能力0000000
専門的能力0001080090
分野横断的能力000100010