オブジェクト指向言語2

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 オブジェクト指向言語2
科目番号 1069 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 自作教材
担当教員 白石 和章

到達目標

1.Gitの利点を理解し、複数人で行うプロジェクトに必要な環境を構築できる。
2.Gitを利用し、複数人でシステムの開発を行うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1Gitの利点を理解し、複数人で行うプロジェクトにおいて、プロジェクトの性質に合わせたGit環境を構築できる。Gitの利点を理解し、複数人で行うプロジェクトに必要な環境を構築できる。Gitの利点を理解できず、複数人で行うプロジェクトに必要な環境を構築できない。
評価項目2Gitを利用し、複数人でシステムの開発を行うことができ、コードの質を高めるためのレビューを行うことができる。Gitを利用し、複数人でシステムの開発を行うことができる。Gitを利用した複数人によるシステムの開発を行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B2) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (B3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
Gitを用いたプログラム開発を通して、実践的プログラミング技術を学ぶ。
授業の進め方・方法:
・ 授業は講義+演習形式で行う、講義中は集中して聴講し、演習中は演習に集中すること
・ 毎週レポート課題を課すので、期限に遅れず提出すること
注意点:
・ 予習復習を実施しなければ十分に理解できないため、自宅のパソコンにも統合開発環境を導入すること
・ 電子メールやOneNoteを用いた連絡を適宜行うため、スマートフォンやタブレットの操作に慣れること
・試験を実技課題で置き換える場合がある

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 Gitの基礎1 Gitを使用する上で必要な準備を行うことができる。
2週 Gitの基礎2 ローカルリポジトリへのコミットを正しく行うことができる。
3週 Gitの基礎3 リモートリポジトリを用意することができる。
4週 Gitの基礎4 リモートリポジトリにpushすることができる。
5週 Gitの基礎5 リモートリポジトリ上で、バージョンの確認をすることができる。
6週 Gitの基礎6 ブランチを理解して、使用することができる。
7週 Gitの基礎7 リモートリポジトリ上でレビューを行うことができる。
8週 後期中間試験 実技に置き換える
4thQ
9週 実践的アプリケーション開発(1) 要求仕様に基いて要件定義書を作成できる。
10週 実践的アプリケーション開発(2) Gitを用いて、プロジェクトの環境を整えることができる。
11週 実践的アプリケーション開発(3) Gitを使用してグループでの開発を行うことができる。
12週 実践的アプリケーション開発(4) Gitを使用してグループでの開発を効率的に行うことができる。
13週 実践的アプリケーション開発(5) バグ修正でトピックブランチを使うことができる。
14週 実践的アプリケーション開発(6) グループワークで期限内にアプリを完成できる。
15週 後期定期試験
16週 発表・相互評価 実技により、到達目標に達したか確認を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。3
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。3
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。3
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。3
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。3
ソフトウェアコンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを説明できる。2
同一の問題に対し、選択したデータ構造によってアルゴリズムが変化しうることを説明できる。2
リスト構造、スタック、キュー、木構造などの基本的なデータ構造の概念と操作を説明できる。2

評価割合

試験(もしくは実技課題)相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合600100300100
基礎的能力0000000
専門的能力6000030090
分野横断的能力001000010