概要:
1.確率統計の基本的な概念を理解する.
2.データ整理と確率統計の関係を理解する.
3.実社会(例えば,品質管理)における確率統計の位置づけを理解する.
授業の進め方・方法:
授業は,講義を中心に,演習を併せて行う.
注意点:
・授業の前後に1時間程度の予習,復習を行うこと.
・授業中に終了しなかった演習問題は,課題として提出を求める.
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
集合 |
ベン図と論理式,集合と論理回路,基本論理演算について説明できる.
|
2週 |
確率1 |
場合の数,数学的確率と統計的確率について説明できる.
|
3週 |
確率2 |
条件付き確率,確率変数,確率分布,確率密度関数,期待値,分散,標準偏差ついて,説明できる.
|
4週 |
品質管理における確率・統計1 |
平均値とばらつき,ヒストグラムから求める平均と標準偏差,不良率と2項分布,ポアソン分布について説明できる.
|
5週 |
品質管理における確率・統計2 |
母集団とサンプル,確率変数,期待値,統計量の分布,数字のまるめについて説明できる.
|
6週 |
変数間の関係1 |
散布図,相関係数について説明できる.
|
7週 |
変数間の関係2 |
回帰直線について説明できる.
|
8週 |
中間試験 |
中間試験
|
4thQ |
9週 |
データの整理1 |
1変量を対象としたデータの要約(ヒストグラム,中央値,最頻値,分散,標準偏差)について説明できる.
|
10週 |
データの整理2 |
2変量を対象としたデータの要約(共分散,相関係数,回帰直線)について説明できる.
|
11週 |
推定1 |
点推定と不変量推定,標本平均と標本分散,母平均と母分散について説明できる.
|
12週 |
推定2 |
区間推定と分布(t分布,カイ2乗分布),母平均の区間推定と母分散の区間推定について説明できる.
|
13週 |
検定1 |
検定の種類について説明できる.
|
14週 |
検定2 |
検定と分布(t分布とF分布)について説明できる.
|
15週 |
期末試験 |
期末試験
|
16週 |
試験解説と総括 |
間違った問題を解くことができる.
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 積の法則と和の法則を利用して、簡単な事象の場合の数を数えることができる。 | 3 | |
簡単な場合について、順列と組合せの計算ができる。 | 3 | |
独立試行の確率、余事象の確率、確率の加法定理、排反事象の確率を理解し、簡単な場合について、確率を求めることができる。 | 3 | |
条件付き確率、確率の乗法定理、独立事象の確率を理解し、簡単な場合について確率を求めることができる。 | 3 | |
1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。 | 3 | |
2次元のデータを整理して散布図を作成し、相関係数・回帰直線を求めることができる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 情報数学・情報理論 | 集合に関する基本的な概念を理解し、集合演算を実行できる。 | 3 | |
集合の間の関係(関数)に関する基本的な概念を説明できる。 | 2 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | |