現代社会

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 現代社会
科目番号 1141 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 実教出版『高校現代社会 新訂版』
担当教員 深見 佳代

到達目標

1:実社会に関心を持ち、これからの社会を担っていく主権者としての自覚を養う。
2:民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性、今日の国際的な政治・経済の仕組みなどといった、政治・経済に関する基本的な知識を身につける。
3:現代社会において生じる様々な問題について、主体的に考察し、多角的な観点から捉える力を身につけると共に、自身の意見を論理的に記述できる能力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代社会における諸問題に対し、当事者意識を持ち、きちんと自身の意見を持ち、また、行動しようとしている。現代社会における諸問題に対し、当事者意識を持っている。現代社会における諸問題に対し、当事者意識を持っていない。
評価項目2学習した事項について十分な知識を有している。学習した事項についてひととおりの知識を有している。学習した事項についての知識が不十分である。
評価項目3現代社会における諸問題に対する自身の意見を十分な根拠を挙げ、論理的に表現することができる。現代社会における諸問題に対する自身の意見を持ち、その理由を挙げることができる。現代社会における諸問題に対する自身の意見を持っていない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A1) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (C4) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
・これからの社会を担う主権者として必要な素養、すなわち、現代の社会がどのような仕組みで動いているのかについて学ぶ。
授業の進め方・方法:
・基本的には講義形式で行うが、グループワークや、個人での口頭発表などを取り入れる場合がありうる。学生の積極的な参加を期待する。
・諸事情によりシラバス作成者と授業担当者が異なるため、シラバスの内容は変更されることもありうる。
注意点:
・高校生の年齢であるとはいえ、高専生である以上、高等教育機関の「学生」として振る舞うこと。
・自分の頭で考えること。
・友人と議論するなどして様々な考えに触れること。 他者の意見にきちんと耳を傾けること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
2週 青年期の育成と自己形成の課題(P36~P43)
3週 経済社会の形成と変容(P186~P189) 資本主義の特徴と修正資本主義について説明できる。
4週 市場のしくみ(P190~P195) 需要・供給の法則について説明できる。
5週 現代の企業(P196~P200) 企業の社会的責任について説明できる。
6週 前期前半のまとめ これまでの学習事項について説明できる。
7週 中間試験 合格点をとる。
8週 答案返却・試験解説 中間試験までの現代社会の取り組みを振り返り、期末試験への取り組み目標を設定できる。
2ndQ
9週 経済成長と景気変動(P201~P205) デフレ・インフレについて説明できる。
10週 金融機関の働き(P206~P212) 日本銀行の役割について説明できる。
11週 政府の役割と財政・租税(P213~P219) 財政の役割について説明できる。
12週 戦後日本経済の歩み(P220~P229) 高度経済成長について説明できる。
13週 公害防止と環境保全(P235~P238) 高度経済成長期に公害問題が深刻化した理由について説明できる。
14週 前期後半まとめ これまでの学習事項について説明できる。
15週 期末試験 合格点をとる。
16週 答案返却・試験解説・立憲主義と法の支配 立憲主義について説明できる。
後期
3rdQ
1週 国民主権と民主政治の発展 民主政治に不可欠な2大原理について説明できる。
2週 日本国憲法 日本国憲法の基本原理について説明できる。
3週 基本的人権の性格と平等権 法の下の平等という概念について説明できる。
4週 基本的人権と自由権 自由権について説明できる。
5週 社会権・請求権 社会権・請求権について説明できる。
6週 後期前半のまとめ これまでの学習事項について説明できる。
7週 中間試験 合格点をとる。
8週 答案返却・試験解説・参政権・新しい人権と選挙と政党 選挙権の行使の大切さについて説明できる。
4thQ
9週 日本国憲法の前文 憲法の平和主義の一番根底にある理念について説明できる。
10週 平和主義と日本の安全 日本国憲法第9条の理念やそれをめぐる諸問題について説明できる。
11週 国会の地位と役割 国会の役割について説明できる。
12週 内閣の役割 内閣の役割について説明できる。
13週 人権保障と裁判所 人権保障において、司法のもつ役割について説明できる。
14週 地方自治 地方自治制度の概要について説明できる。
15週 期末試験 合格点をとる。
16週 答案返却・試験解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。2
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。2
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力60000400100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000