歴史1

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 歴史1
科目番号 21102 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報機械システム工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 現代の歴史総合みる・読みとく・考える(山川出版社 81山川歴総708 )
担当教員 中平 希

到達目標

1.日本の歴史が、現代の日本の地域のみならず、古くは東アジア、近代以降は世界の動向と密接に関わるなかで形成されてきたことを学び、国際社会の一員として、諸問題の解決に向けて、歴史的背景をふまえて多面的に考察するための基礎を身につける。
2.授業に集中し、必要な知識を身につけることができる。
3.課題を期限内に完成させて提出するスケジュール能力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1近代史の流れの概略をよく理解し、主要な事項について、興味や関心を抱いて、原因や結果に至るまで説明できる。近代史の流れの概略を理解し、主要な事項について説明できる。近代史の流れの概略を理解できない。
評価項目2課題の内容をよく理解して、発展問題を自ら作成できる。課題の内容を理解し、類似問題を解くことができる。課題の内容を理解できない。
評価項目3課題を的確に完成させ、期限内に提出できる。課題を期限内に提出できる。課題を期限内に提出できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
欧米の近代国家の制度を取り入れて中央集権化を進めた明治時代から、日本が世界の動向と密接に関わるなかで形成されてきたことを学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式を中心とする。
講義資料はOneNoteを使用する。
ポートフォリオとして課題提出を求める。しっかり復習すること。
注意点:
・日頃から新聞やニュースに目を通し、現在、日本や世界で起こっていることについて広い関心を持つこと。
・身近なところに地図帳をおき、ニュースに登場する地名を確かめて、頭の中に日本や世界の地図を作ること。
・ノートを取る際には、気づいたことや説明などのメモを加え、後から振り返ったときに役に立つ独自のノートを目指すこと。
・漢字を楷書で書けるように練習すること。

*新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、状況を鑑みて授業形態を遠隔授業等に適宜変更することがある。
 また、試験についても実施方法を変更する場合があるので、授業時の指示に従うこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 歴史学とは何かについて、大まかなイメージを持つ。
ノートの取り方の一例を身につける。
2週 2世紀の世界 紀元の前後、漢帝国とローマ帝国が領土を広げ、周辺に影響力を及ぼしていたことについて説明できる。
3週 8世紀の世界 アッバース朝の拡大、唐の繁栄、日本でも唐の影響を受け、律令に基づく政治が本格化したことについて説明できる。
4週 13世紀の世界 モンゴル帝国の出現とその影響について説明できる。
5週 16世紀の世界 ヨーロッパ勢がアジアとアメリカに進出し、世界の一体化が始まることについて説明できる。
6週 17世紀の世界 ヨーロッパ勢のアジアへの進出が、日本に与えた影響について説明できる。
7週 前期中間試験 これまでの授業内容を理解し、試験問題に適切な解答ができる。
8週 答案返却・解説 試験結果と照らし合わせて、これまでの復習をおこなう。
2ndQ
9週 18世紀東アジアの社会と経済 18世紀の中国と日本の社会経済の状況について説明できる。
10週 18世紀の世界と日本 18世紀の世界と日本が貿易によって結びついていたことについて説明できる。
11週 産業革命 18世紀末にイギリスで起こった産業革命について説明できる。
12週 アヘン戦争と日本の開国 清の開港と日本の開国によって起こった東アジアの変化について説明できる。
13週 市民革命 アメリカ独立革命とフランス革命について説明できる。
14週 国民国家とナショナリズム 国民国家とナショナリズムについて説明できる。
15週 前期期末試験 これまでの授業内容を理解し、試験問題に適切な解答ができる。
16週 答案返却・解説 試験結果と照らし合わせて、これまでの復習をおこなう。
後期
3rdQ
1週 明治維新 明治維新と立憲国家の成立について説明できる。
2週 日本の産業革命 日本で産業革命がどのように展開したか説明できる。
3週 帝国主義 欧米列強の帝国主義政策による植民地獲得競争が世界をどのように変えたのか説明できる。
4週 日清戦争 日清戦争とその影響について説明できる。
5週 日露戦争 日露戦争とその影響について説明できる。
6週 第一次世界大戦 第一次世界大戦とその影響について説明できる。
7週 後期中間試験 これまでの授業内容を理解し、試験問題に適切な解答ができる。
8週 答案返却・解説 試験結果と照らし合わせて、これまでの復習をおこなう。
4thQ
9週 ソヴィエト連邦とアメリカ合衆国 戦間期のソヴィエト社会主義共和国連邦とアメリカ合衆国の影響力の拡大について説明できる。
10週 第一次世界大戦後の国際体制 ヴェルサイユ体制とワシントン体制について説明できる。
11週 第一次世界大戦後の経済 第一次世界大戦後、世界の経済構造がどのように変化し、日本経済にどのような影響があったのか説明できる。
12週 アジアのナショナリズム 第一次世界大戦後のアジアのナショナリズムの高まりについて説明できる。
13週 大衆の政治参加 欧米諸国と日本での選挙権の拡大について説明できる。
14週 消費社会と大衆文化 大衆消費社会とマスメディアの出現について説明できる。
15週 後期期末試験 これまでの授業内容を理解し、試験問題に適切な解答ができる。
16週 答案返却・解説 試験結果と照らし合わせて、これまでの復習をおこなう。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。1
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。1
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。1
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。1

評価割合

試験ポートフォリオ相互評価態度発表その他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000