機械工学基礎

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 機械工学基礎
科目番号 21206 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報機械システム工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 適時,資料を配布
担当教員 亀谷 知宏,増山 裕之

到達目標

1. 測定機器の使用方法を理解し,実際に使用することができる.
2. 3DCADにより部品図や組立図がかける.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1測定機器の使用方法を理解し,十分に使いこなすことができる.測定機器の使用方法をほぼ理解し,使いこなすことができる.測定機器の使用方法が理解できない.
評価項目23DCADにより様々な物体の部品図がかける.3DCADにより単純な物体の部品図がかける.3DCADにより部品図がかけない.
評価項目33DCADにより複雑な組立図がかける.3DCADにより単純な組立図がかける.3DCADにより組立図がかけない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械分野のものづくりの基礎となる機械製図,測定器の使用方法について学ぶ.
3DCADで図面をかき,また3Dプリンタを用いて物体の製作を行い,デジタルファブリケーションを体験する.
授業の進め方・方法:
・実習形式の授業である.
・授業の後半ではグループに分かれて行う.
・作成物について各自発表を行う.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス この科目の学習内容と意義について理解する.
安全に関する基礎知識を得る.
2週 測定工具の使い方 図面の読み方を知る.
直尺,ノギス,マイクロメータ等を基本的な測定器具を用いて,物体の測定ができる.
3週 図面の見方 物体が図面でどのように表現するか理解する.
4週 部品図の作成(1) ソフトウェアの基本操作について知る.
5週 部品図の作成(2) 3DCADを用いて,部品図を作成する.
6週 組立図の作成(1) ソフトウェア上での組み立ての基本造作について知る.
7週 組立図の作成(2) 3DCADを用いて,複数の部品図を作成し,ソフトウェア上での組み立てを行う.
8週 測定物体の部品図の作成(1) 物体の寸法を計測しながら,部品図を作成する.
4thQ
9週 測定物体の部品図の作成(2) 物体の寸法を計測しながら,物体の図面化を行う.
10週 独自の組立図の作成(1) 図面化した物体を組み立て,独自の物体を作成する.
11週 独自の組立図の作成(2) 図面化した物体を組み立て,独自の物体を作成する.
12週 発表資料の作成 これまでの作業,製作内容を,発表資料としてまとめる.
13週 発表会(1) これまでの作業,製作内容について,各自で発表する.
14週 発表会(2) これまでの作業,製作内容について,各自で発表する.
15週 発表会(3) これまでの作業,製作内容について,各自で発表する.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。1
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。2
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。2
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。2
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。2
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。2
製図用具を正しく使うことができる。2
線の種類と用途を説明できる。1
物体の投影図を正確にかくことができる。1
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。2
機械設計標準規格の意義を説明できる。1
標準規格を機械設計に適用できる。1
ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。2
工作切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。1
ドリルの種類と各部の名称、ボール盤の種類と構造を説明できる。1
切削のしくみと切りくずの形態、切削による熱の発生、構成刃先を説明できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合015030550100
基礎的能力0000000
専門的能力000055055
分野横断的能力0150300045