工学数理基礎1

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 工学数理基礎1
科目番号 23211 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報機械システム工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 ライブ講義大学1年生のための数学入門(講談社)
物理数学ノート(自作テキスト)
担当教員 溝口 卓哉

到達目標

1.これまでに学習した数学の専門分野での活用能力を高める。
2.数量に単位を付けて適切に表現できる。
3.有効数字や誤差を正しく表現できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1これまでに学習した数学を組み合わせて専門分野で活用できる。これまでに学習した数学を専門分野で活用できる。これまでに学習した数学を専門分野で活用できない。
評価項目2数量を単位を適切に付けて表現でき,単位によってその量の意味を把握できる。数量を単位を適切に付けて表現できる。数量を単位を付けて表現できない。
評価項目3適切な有効数字と誤差で数値を表現できる。適切な有効数字で数値を表現できる。適切な有効数字で数値を表現できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
これまでに学習した数学の演習をを行い、計算力を向上させる。数量の単位と次元について学習する。数値の誤差と有効数字について学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業の前半は講義,後半は演習を行う。1~2年生で学習した内容の一部は自学自習ととする。
注意点:
毎回,課題が出されるので,期限に遅れずに提出するようにしてください。中間試験,期末試験の範囲は,自学自習とした部分を含むすべてになる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 数と演算1 四則演算や誤差を伴う演算を行うことができる。
2週 数と演算2 基本的な四則演算や誤差を伴う演算を行うことができる。
3週 物理量と単位1 単位を伴う物理量の計算が出来る。
4週 物理量と単位2 単位を伴う物理量の計算が出来る。
5週 代数1 代数による式計算ができる。
6週 代数2 方程式や不等式を解くことができる。
7週 中間試験
8週 関数1 色々な関数のグラフを描くことができる
2ndQ
9週 関数2 誤差の原因を判断できる。
10週 微分1 数値に誤差を付けて表すことができる。
11週 微分2 計算結果を有効数字を考慮して表すことができる。
12週 微分3 関数の極大と極小を求めることができる。
13週 指数・対数1 微分を物体の運動に使える。
14週 指数・対数2 ベクトルの演習
15週 期末試験
16週 試験の解説 ベクトルの内積と外積の計算ができ,外積の方向を判断できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。3
1次不等式や2次不等式を解くことができる。3
恒等式と方程式の違いを区別できる。3
2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。3
分数関数や無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。3
指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
指数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3
対数の意味を理解し、対数を利用した計算ができる。3
対数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
対数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3
積の法則と和の法則を利用して、簡単な事象の場合の数を数えることができる。3
簡単な場合について、順列と組合せの計算ができる。3
等差数列・等比数列の一般項やその和を求めることができる。3
総和記号を用いた簡単な数列の和を求めることができる。3
不定形を含むいろいろな数列の極限を求めることができる。3
無限等比級数等の簡単な級数の収束・発散を調べ、その和を求めることができる。3
簡単な場合について、関数の極限を求めることができる。3
微分係数の意味や、導関数の定義を理解し、導関数を求めることができる。3
積・商の導関数の公式を用いて、導関数を求めることがができる。3
合成関数の導関数を求めることができる。3
三角関数・指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合600010300100
基礎的能力40001020070
専門的能力2000010030
分野横断的能力0000000