科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 PBL3
科目番号 23214 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報機械システム工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 出江 幸重

到達目標

1.身の回りの課題を工学的アプローチにより解決する仕組みが構築できる
2.構築した仕組みを客観的に評価する方法を検討し改善が行える
3.グループでの課題解決を通じて自らの立ち位置に応じた働きができる
4.口頭発表や報告書作成により他者に対して実施した内容がわかるように説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的かつ効率的なアプローチで解決方法を提案し実装できる与えられた課題を解決する仕組みが構築できる与えられた課題を解決できる仕組みが構築できない
評価項目2明確な評価指標を構築し客観評価を行なった結果、効率的に改善できる評価指標を検討し改善に役立てることができる評価指標を検討できず、改善項目を見つけられない
評価項目3グループ内での立ち位置を構築しチームのために活躍できるリーダーの指示により与えられた業務を遂行できる指示された内容も実施できず、チームに貢献できない
評価項目4論理的に発表でき、他人に内容を明確に伝えることができる発表と質疑応答により実施した内容について伝えることができる他人に自ら実施した内容を理解させることができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
地域や身の回りの課題について、工学的アプローチにより解決方法を提案、実装するPBL(Project Based Learning)である。
地域のフィールドに出向いて問題点・解決策を検討し、構築・製作したシステムを実際の現場において実装・動作させる。
授業の進め方・方法:
少人数でのグループにおいて課題解決にあたり、自らの技術力を向上させることはもちろん、チームに貢献できる位置を確立する。
作成したシステムについてデモ・ポスター展示を行い、口頭にて説明、意見交換を行うことによりプレゼンテーション能力を向上させる。
最終的には報告書を作成し、取り組んだ内容について自ら客観的な評価方法を検討し分析を実施する。
注意点:
授業計画はあくまでも例であり、指導教員の指示に従ってプロジェクトを遂行すること

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 自らが取り組む分野を決めることができる
2週 課題検討(1) 地域や身の回りの課題を調査することができる
3週 課題検討(2) 取り組む課題を決めることができる
4週 実現方法検討(1) 課題解決に向けて実現方法を検討できる
5週 実現方法検討(2) 課題解決に向けて実現方法を決定できる
6週 基礎技術習得(1) 実現のために必要な技術について調査することができる
7週 基礎技術習得(2) 実現のために必要な技術について学修することができる
8週 基礎技術習得(3) 実現のために必要な技術について学修することができる
2ndQ
9週 基礎技術習得(4) 実現のために必要な技術について自ら学修することができる
10週 基礎技術習得(5) 実現のために必要な技術について自ら学修することができる
11週 プロトタイプ開発(1) 必要な構成要素を検討できる
12週 プロトタイプ開発(2) 必要な構成要素を決定できる
13週 プロトタイプ開発(3) プロトタイプを構築できる
14週 プロトタイプ開発(4) プロトタイプを構築できる
15週 中間発表 ポスターやデモ展示により構築した仕組みを発表できる
16週 中間発表の振り返り 中間発表で得られた意見をもとに今後の予定を検討できる
後期
3rdQ
1週 システム開発(1) 課題解決に向けたシステム構築に取り組むことができる
2週 システム開発(2) 課題解決に向けたシステム構築に取り組むことができる
3週 システム開発(3) 課題解決に向けたシステム構築ができる
4週 システム開発(4) 課題解決に向けたシステム構築ができる
5週 システム開発(5) 課題解決に向けたシステム構築ができる
6週 評価指標検討 構築したシステムを評価する方法を検討することができる
7週 システム評価(1) 利用者試験などを通じてシステム評価を実践できる
8週 システム評価(2) 利用者試験などを通じてシステム評価を実践できる
4thQ
9週 システム評価(3) 利用者試験などを通じてシステム評価を実践できる
10週 システム評価(4) 得られたデータを分析できる
11週 発表資料作成 デモ発表のための資料作成、動作準備ができる
12週 デモンストレーション発表 システムのデモンストレーションにより他者に有効性を伝えることができる
13週 発表の振り返り 得られた意見をもとに最終報告に何を記載すべきか検討できる
14週 報告書執筆 最終報告書を執筆できる
15週 報告書執筆 論理的に展開する報告書が執筆できる
16週 教員からのフィードバック 報告書に基づいた教員からのフィードバックを得ることができる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0302010400100
基礎的能力0000000
専門的能力02010030060
分野横断的能力010101010040