1. 流体の基礎的な性質や用語を説明できる
2. 静止した流体にはたらく力を説明できる
3. 流体の運動を説明できる
4. 熱力学第1法則を説明できる
5. 気体の状態方程式を理解し利用できる
6. p-V線図,T-S線図について説明できる
概要:
流体力学と熱力学の基礎について学ぶ.
前半は流体(液体と気体の総称)に作用する力や運動について,後半はエネルギの一形態である熱量や仕事について学ぶ.
授業の進め方・方法:
授業は基本的に講義の形式をとり,適宜レポートを課す.
また授業中に演習を行うことがある.
授業内容は授業計画に示す通り.
注意点:
電卓を準備しておくこと.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 熱流体 | 流体の定義と力学的な取り扱い方を理解し、適用できる。 | 2 | |
流体の性質を表す各種物理量の定義と単位を理解し、適用できる。 | 2 | |
ニュートンの粘性法則、ニュートン流体、非ニュートン流体を説明できる。 | 2 | |
絶対圧力およびゲージ圧力を説明できる。 | 2 | |
パスカルの原理を説明できる。 | 2 | |
液柱計やマノメーターを用いた圧力計測について問題を解くことができる。 | 3 | |
定常流と非定常流の違いを説明できる。 | 2 | |
流線と流管の定義を説明できる。 | 2 | |
連続の式を理解し、諸問題の流速と流量を計算できる。 | 3 | |
ベルヌーイの式を理解し、流体の諸問題に適用できる。 | 3 | |
層流と乱流の違いを説明できる。 | 2 | |
レイノルズ数と臨界レイノルズ数を理解し、流れの状態に適用できる。 | 3 | |
熱力学で用いられる各種物理量の定義と単位を説明できる。 | 2 | |
閉じた系と開いた系、系の平衡、状態量などの意味を説明できる。 | 2 | |
熱力学の第一法則を説明できる。 | 2 | |
閉じた系および開いた系が外界にする仕事をp-V線図で説明できる。 | 2 | |
理想気体の圧力、体積、温度の関係を、状態方程式を用いて説明できる。 | 2 | |
定積比熱、定圧比熱、比熱比および気体定数の相互関係を説明できる。 | 2 | |