工業力学2

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 工業力学2
科目番号 24218 科目区分 専門 / 選択(ユニット必修)
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報機械システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 工業力学(森北出版)
担当教員 亀谷 知宏

到達目標

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1物体の重心,モーメントの計算ができる物体の重心,モーメントについて説明できる左記ができない
評価項目2慣性モーメントの計算ができる慣性モーメントについて説明できる左記ができない
評価項目3剛体の運動方程式を立てることができる剛体の運動方程式について説明できる左記ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械工学の基礎である力学を学ぶ.
大きさを持つ物体(剛体)の運動について学ぶ.
授業の進め方・方法:
授業は基本的に講義の形式をとり,適宜レポートを課す.
また授業中に演習を行うことがある.
授業内容は授業計画に示す通り.
注意点:
数学(ベクトル,微分積分)及び物理(力学)の知識を要する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 剛体 剛体の概念,質点との違いを説明できる
2週 物体の重心 物体の重心が計算できる
3週 物体のすわり 物体のすわりについて説明できる
4週 モーメント モーメントの概念を説明できる
5週 物体にはたらくモーメント 物体にはたらくモーメントを計算できる
6週 剛体のつりあい 剛体の静止条件を説明できる
7週 中間試験
8週 慣性モーメント(1) 慣性モーメントの概念を説明できる
2ndQ
9週 慣性モーメント(2) 簡単な物体の中心軸周りの慣性モーメントを計算できる
10週 慣性モーメント(3) 慣性モーメントの定理を説明できる
11週 慣性モーメント(4) 単純な物体の組み合わさった物体の任意軸周りの慣性モーメントを計算できる
12週 剛体の運動方程式 剛体の運動方程式が立てられる
13週 剛体の運動(1) 剛体の運動について計算ができる
14週 剛体の運動(2) 剛体の運動について計算ができる
15週 期末試験
16週 試験返却,解説 試験で出題された問題の解法を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学力は、大きさ、向き、作用する点によって表されることを理解し、適用できる。3
一点に作用する力のつりあい条件を説明できる。2
力のモーメントの意味を理解し、計算できる。3
偶力の意味を理解し、偶力のモーメントを計算できる。3
着力点が異なる力のつりあい条件を説明できる。2
重心の意味を理解し、平板および立体の重心位置を計算できる。3
運動の第二法則を説明でき、力、質量および加速度の関係を運動方程式で表すことができる。2
運動の第三法則(作用反作用の法則)を説明できる。2
すべり摩擦の意味を理解し、摩擦力と摩擦係数の関係を説明できる。2
剛体の回転運動を運動方程式で表すことができる。2
平板および立体の慣性モーメントを計算できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合500020300100
基礎的能力2000010030
専門的能力3000020050
分野横断的能力000200020