到達目標
WEBサーバーをはじめとして、各種サーバーの構築や管理の手法を学ぶ。サーバーはクラウドシステム上に構築し、セキュリティ向上、分散システム、アプリケーションサーバーなどの分野について学習する。
当科目では、MicrosoftAzureFundamentals[AZ-900]の出題範囲をカバーできる範囲を座学として取り扱い、同試験に合格できるだけの知識を、および、適宜演習等を通して、実際にクラウドサーバー等を設定あるいは構築できるスキルを身に着ける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | AzureAZ-900試験を受験し合格する | AzureAZ-900試験の模擬問題等に合格し、AzureAZ-900試験におおよそ合格できるだけのスキルを示すことができる | AzureAZ-900試験についておおよそ合格できない |
評価項目2 | Azure上で、セキュアな環境のサーバーを構築できる | Azure上で基本的なサーバーを設定できる | Azure上でクラウド環境についてなにも設定できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
WEBサーバーをはじめとして、各種サーバーの構築や管理の手法を学ぶ。サーバーはクラウドシステム上に構築し、セキュリティ向上、分散システム、アプリケーションサーバーなどの分野について学習する。
授業の進め方・方法:
・前半に講義、後半に演習を行う。
・各自のBYODの端末を持参すること。(端末の故障等やむを得ず準備できない場合は、教員に事前に申し出ること)
・各自のMS365のアカウントを適切に管理すること。
・Teams上の当科目のチームを作成する。
・講義資料はTeamsあるいはOnenoteより配布し、印刷配布は行わない。紙面で欲しい場合には各自で印刷すること。
・授業時間外の質問は、受講全学生で共有できるよう、教員への個別チャットではなくチーム上の質問チャネルに書き込むこと。
・試験について、中間試験は実施せず、期末試験のみ実施する。試験の形式については授業初回ガイダンスで説明する。
注意点:
・当科目は、AzureAZ-900の試験範囲に概ね準じて講義を進める。受講学生の今後のキャリア等も鑑み、当該試験を積極的に受験し合格することを期待する。
・シラバスについて、学生の理解度や演習内容によっては、進度等に変更が生じる場合があることをご承知おき願いたい。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス AzureFundamental AZ-900試験について 演習環境構築 |
演習環境を設定できる
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2週 |
クラウドの概念・クラウドとは 演習環境構築(Linux) |
クラウドの特性について説明できる
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3週 |
クラウドのサービスモデル SaaS、PaaS、IaaS 演習:Linuxコマンドの基礎 |
SaaS、PaaS、IaaSの違いを説明できる 目的や用途に応じたモデルを選択することができる
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4週 |
Azureアーキテクチャコンポーネント 演習:正規表現とパイプ |
サブスクリプションについて説明できる 高可用性を実現する技術について説明できる
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5週 |
Azureアーキテクチャコンポーネントで有効なコアプロダクト 演習:基本的なコマンド |
Azure Virtual Machine、AzureVPNをはじめとしたコアプロダクトについて説明できる
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6週 |
Azureで使えるソリューション 演習:viエディタ |
Azure を用いたIoT、AI、機械学習などのソリューションについて説明できる
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7週 |
総合演習 演習:サーバー管理者の仕事 |
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8週 |
Azureの管理ツール 演習:ユーザー権限とアクセス権限 |
Azure上の環境の管理について、操作できる
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4thQ |
9週 |
Azureのセキュリティ機能 演習:シェルスクリプト |
Azure上の仮想マシン等について、セキュリティが健全に保たれているかを確認できる
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10週 |
Azureのネットワークセキュリティ機能 演習:シェルスクリプト |
Azure上の仮想マシンについてアクセス制御を設定できる。DDoS攻撃等に対する適切な対応を説明できる
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11週 |
コアAzureIdentityサービス 演習:ネットワーク設定と管理 |
認証技術について説明できる
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12週 |
Azyureのガバナンス機能 演習:ネットワーク設定と管理 |
管理者あるいはユーザに対して権限設定を行うことができる
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13週 |
Azureのプライバシー機能とコンプライアンス機能 演習:プロセス管理 |
プライバシーやコンプライアンスに関して、クラウド環境とオンプレミス環境との違いについて説明できる
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14週 |
クラウドのコスト計画と管理 演習:ファイル管理 |
クラウド環境の維持費について概算できる システムの稼働率について計算できる
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験返却、総括 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 情報通信ネットワーク | 主要なサーバの構築方法を説明できる。 | 3 | |
情報通信ネットワークを利用したアプリケーションの作成方法を説明できる。 | 3 | |
ネットワークを構成するコンポーネントの基本的な設定内容について説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 0 | 0 | 0 | 50 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 50 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |