海事システム学実験Ⅱ

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 海事システム学実験Ⅱ
科目番号 0035 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 学修単位: 3
開設学科 海事システム学専攻 対象学年 専2
開設期 通年 週時間数 前期:3 後期:3
教科書/教材 各教員の指示による
担当教員 山田 智貴

到達目標

1. 各テーマの内容を理解し、的確に実験を行うことができる。
2. 各テーマに要求される海技技術者としての専門的知識を利用できる。
3. 自ら考察し報告書を作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1テーマ毎で内容を理解し、実験等を遂行し、独自な手法を改善できる。テーマ毎で内容を理解し、実験等を遂行できる。テーマ毎で内容を理解でず、実験等を遂行できない。
評価項目2各テーマに要求される海技技術者としての専門的知識を利用し、独自な手順を提案できる。各テーマに要求される海技技術者としての専門的知識を利用できる。各テーマに要求される海技技術者としての専門的知識を利用できない。
評価項目3自ら考察し報告書を作成でき、新た提案を提示できる。自ら考察し報告書を作成できる。自ら考察し報告書を作成できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
これまでに得た海技技術者としての基礎的教養および専門的知識の定着を図り、問題解決能力を養成するとともに、各種実験・解析能力を修得し、実践的な創造性を育成する。
授業の進め方・方法:
一年間の実験は 10テーマで構成し、各実験テーマは3週単位で主に以下の3項目を行う。
1. 各テーマにおける実験内容等のオリエンテーション、実験・解析の実施。
2. 計測技術、データ処理、解析・設計方法、シミュレーション等の実験・解析能力の修得。
3. 実験・解析の実施、各テーマに関する報告書のまとめ。
注意点:
評価基準については、各テーマの担当教員に聞き、確実に目標値を超えるように学習すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 実験の進め方、対応方法、項目を確認し学修する目的を説明できる。
2週 制御設計に関する実験 制御器について説明できる。
3週 同上 制御の目標について説明できる。
4週 同上 制御器の設計法について説明できる。
5週 船上における安全に関する実験 船上での安全パトロールから、安全対策が提案できる。
6週 同上 安全管理マニュアルを使用した作業ができる。(作業前、作業中、作業後の確認)
7週 同上 作業前のリスクアセスメントができる。
8週 マグネットコンパスに関する実験-誤差計測- マグネットコンパスの自差測定ができる
2ndQ
9週 同上 マグネットコンパスの自差係数を算出できる
10週 同上 マグネットコンパスの自差係数から自差修正ができる
11週 金属材料に関する実験 ⾦属材料の加⼯法を説明できる。
12週 同上 ⾦属材料の加⼯ができる。
13週 同上 加⼯した材料の計測・評価ができる。
14週 操船シミュレータを活用した操船時のヒトメンタル把握に関する実験 操船シミュレータシナリオを作成できる。
15週 同上 ヒトメンタルを把握するデバイスを説明できる。
16週 同上 実験結果に対する考察ができる。
後期
3rdQ
1週 波の計測に関する実験-海洋波の特性と解析 海洋波の特性について説明することができる。
2週 同上 有義波高を求める手順を説明することができる。
3週 同上 計測波高データから有義波高及び有義周期を求めることができる。
4週 冷凍装置に関する実験 冷凍装置の構成について説明できる
5週 同上 冷凍装置の性能計測ができる
6週 同上 冷凍装置の性能結果を計算できる
7週 燃料油、潤滑油に関する実験 引火点・着火点の計測
8週 同上 流動点の計測
4thQ
9週 同上 燃料改質剤の作成
10週 ガスタービンの性能計測と解析 ガスタービンの熱力学的特徴について理解できる
11週 同上 ガスタービン実験装置の作動,および性能計測ができる
12週 同上 ガスタービン実験の性能計測結果を用いた解析ができる
13週 海洋観測機器の特徴調査 海洋観測機器の特徴調査船上で運⽤される環境調査機器の名称と機能を説明できる
14週 同上 上記機器の使⽤目的、技術的な背景を説明できる
15週 同上 割り当てられた機器の特徴を電⼦的にまとめて提⽰できる。
16週 予備日

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000004040
専門的能力000005050
分野横断的能力000001010