破壊工学

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 破壊工学
科目番号 0101 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 海事システム学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 吉岡 宰次郎

到達目標

1.金属材料の破壊に関する基礎知識を習得する。
2.破壊のメカニズムから破壊原因が分かる。
3.破壊のメカニズムを理解した上で、機械・構造物の設計や保守に応用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1金属材料の破壊に関する基礎知識を習得する。き裂を持つ物体の変形、応力場が分かる。き裂を持つ物体の変形、応力場が分からない。
評価項目2破壊のメカニズムから破壊原因が分かる。様々な破壊、割れについて説明できる。様々な破壊、割れについて説明できない。
評価項目3破壊の原因から設計や保守の改善点が分かる。破壊事例をもとに改善点が見つけることができる。破壊事例をもとに改善点が見つけられない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
金属材料の破壊メカニズムの基礎について講義を行う
授業の進め方・方法:
授業は、講義形式で行う。重要なポイントは課題またはレポートを課すことがある。
注意点:
・関数電卓持参
・「ポートフォリオ」はレポート及び課題に関する評価である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 破壊工学の概要や歴史について知る
2週 応力とひずみ フックの法則、平面ひずみと平面応力について知る
3週 き裂の応力場 き裂に発生した応力場の計算ができる
4週 疲労破壊(1) 定応力及び定ひずみ疲労について知る
5週 疲労破壊(2) 疲労き裂の発生と成長について知る
6週 環境割れ 環境割れについて知る
7週 中間試験
8週 試験返却・解答
復習
2ndQ
9週 塑性変形(1) 金属結晶のすべり変形について知る
10週 塑性変形(2) 金属の剪断強さについて知る
11週 塑性変形(3) 転位について知る
12週 塑性変形(4) 塑性変形に対する温度の影響について知る
13週 塑性変形(5) クリープ破断について知る
14週 加工硬化 加工硬化について知る
15週 定期試験
16週 試験返却・解答
復習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力2000020040
専門的能力4000020060
分野横断的能力0000000