材料設計工学(2022年度開講無し)

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 材料設計工学(2022年度開講無し)
科目番号 0018 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 守山 徹

到達目標

1.機械材料の結晶構造や機械材料に求められる性質を説明できる。
2.材料の機械的性質を説明でき、試験方法についても説明できる。
3.金属と合金の状態変化,合金の状態図を読み取ることができる。
5.金属材料、非金属材料、複合材料、機能性材料それぞれの性質と用途を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機械材料の結晶構造や機械材料に求められる性質を説明でき、実際の機械部品に応用できる。機械材料の結晶構造や機械材料に求められる性質を説明できる。機械材料の結晶構造や機械材料に求められる性質を説明できない。
評価項目2金属と合金の状態変化,合金の状態図を正確に読み取ることができ、的確な熱処理を選択できる。金属と合金の状態変化,合金の状態図を読み取ることができる。金属と合金の状態変化,合金の状態図を読み取ることができない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・工業材料を中心に、その種類、製法、性質、用途、加工性、処理技術について学習する。
・機械材料に対する基礎的な知識を身につけ、機械の設計・製作に必要な材料の選択、取扱い能力を養うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
・授業は講義+グループ演習形式で行う。集中して聴講し、グループワークでは積極的に参加すること。
・化学や機械工作法を理解しておくと本科目の理解がしやすい。
・講義資料は、適宜配布を行う。
注意点:
身近な、具体的な例を想像しながら受講することが大切である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 材料の結晶構造 結晶の構造、単位格子について説明できる
2週 材料の結晶構造 各単位格子中の原子数、充填率を計算できる
3週 材料の結晶構造 合金の結晶構造と格子欠陥について説明できる
4週 材料の機械的性質 機械材料に求められる性質を説明できる
5週 材料の機械的性質 単位格子、面の方向を説明できる
6週 材料の機械的性質 ミラー指数、ブラッグの法則を説明できる。
7週 金属材料の状態の変化 塑性変形、加工硬化、再結晶などについて説明できる。
8週 金属材料の状態の変化 金属、合金の相変化について説明できる
2ndQ
9週 金属材料の状態の変化 全率固溶体型状態図、共晶型状態図を説明できる
10週 金属材料の状態の変化 包晶型状態図、偏晶型状態図を説明できる
11週 材料の性質(1) 材料の機械的性質(引張り強さ)を説明できる
12週 材料の性質(2) 材料の硬さ、じん性、熱・電気的性質を説明できる
13週 材料の性質(3) 加工硬化、金属疲労、クリープについて説明できる
14週 粉末焼結合金、複合材料、機能性材料 粉末焼結合金、複合材料、機能性材料の性質と用途を説明できる
15週 総復習 理解不足の点を質し、解消する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力100000010
専門的能力4000040080
分野横断的能力100000010