確率論

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 確率論
科目番号 0038 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 自作のプリント配布
担当教員 田中 秀幸

到達目標

1.確率分布の基本的な計算問題を解くことができる。
2.大数の法則、中心極限定理について説明できる。
3.いくつかの応用例に対する基本的な計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目11次元・多次元の複雑な分布の計算を行うことができる。確率分布の基本的な計算問題を解くことができる。 確率分布の基本的な計算問題を解くことができない。
評価項目2大数の法則・中心極限定理を確率論の理論を使って解説できる。大数の法則、中心極限定理について説明できる。 大数の法則、中心極限定理について説明できない。
評価項目3応用例ごとに、様々な確率の計算手法を使い分けることができる。応用例に対する基本的な計算ができる。 応用例に対する基本的な計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
確率論に関する基礎概念を理解し、さまざまな計算ができるようになる。
授業の進め方・方法:
講義形式で授業を進める。毎回30分程度、演習プリントで計算問題演習に取り組む。
注意点:
本科で学んだ微分積分の計算をしっかり復習したうえで受講すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 確率、分布、確率変数 確率の基本概念を説明できる。
2週 確率の計算(1) 離散分布の計算ができる。
3週 確率の計算(2) 連続分布の計算ができる。
4週 多次元分布 共分散、相関係数の計算ができる。
5週 正規分布(1) 正規分布に関する計算ができる。
6週 正規分布(2) 多次元正規分布に関する計算ができる。
7週 独立性 独立性の概念を説明でき、基本的な計算ができる。
8週 確率変数列の和 平均、分散などの計算ができる。
2ndQ
9週 応用(1) ファイナンス 平均・分散モデルの基本的な考えが説明できる。
10週 応用(2) ランダムウォーク ランダムウォークに関する計算ができる。
11週 確率変数列の収束 収束の概念を説明できる。
12週 大数の法則 大数の法則について説明できる。
13週 中心極限定理 中心極限定理について説明できる。
14週 応用(3) 統計 統計的検定の基本的な考え方を説明できる。
15週 試験
16週 試験返却・解答

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力4000040080
専門的能力1000010020
分野横断的能力0000000