情報ネットワーク技術

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 情報ネットワーク技術
科目番号 0120 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 Javaによるネットワークプログラミング(技報堂出版)/マスタリングTCP/IP 入門編 第5版(オーム社)
担当教員 白石 和章

到達目標

・プログラミングの分野では、実用的なソフトウェアを標準的な手法に則って設計できる。
・ソフトウェアの分野では、プログラムを抽象化して理解・分析するための基礎を獲得している。
・通信ネットワークの分野では、情報通信を理論的に理解し、情報通信ネットワークの活用法を理解している。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
通信ネットワーク情報通信を理論的に理解し、情報通信ネットワークの活用法を理解しソケット通信プログラムを作成できる。情報通信を理論的に理解し、情報通信ネットワークの活用法を理解しごく簡単なソケット通信プログラムを作成できる。情報通信を理論的に理解し、情報通信ネットワークの活用法を理解していない。
ソフトウェアプログラムを抽象化して理解・分析することができる。プログラムを抽象化して理解・分析するための基礎を獲得している。プログラムを抽象化して理解・分析するための基礎を獲得していない。
プログラミング実用的なソフトウェアを標準的な手法に則って設計できる。基礎的なソフトウェアを標準的な手法に則って設計できる。基礎的なソフトウェアを標準的な手法に則って設計できない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 A2 説明 閉じる
教育目標 B1 説明 閉じる
教育目標 C3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【生産 平成28年 1年・2年 後期 開講 】
ネットワークについての基礎知識を学びながら、プログラム言語を用いてソケット通信を行うプログラムを作成する。
授業の進め方・方法:
・プログラミングの分野では、実用的なソフトウェアを標準的な手法に則って設計できる。
・ソフトウェアの分野では、プログラムを抽象化して理解・分析するための基礎を獲得している。
・通信ネットワークの分野では、情報通信を理論的に理解し、情報通信ネットワークの活用法を理解している。
注意点:
・ 授業は講義+演習形式で行う、講義中は集中して聴講し、演習中は演習に集中すること
・ レポート課題を課すので、期限に遅れず提出すること
・ 電子メールやLMSを用いた連絡を適宜行うため、スマートフォンやタブレットの操作に慣れること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オブジェクト指向プログラミング 1 オブジェクト指向の概念を説明でき、基礎的なプログラムを作成できる。
2週 オブジェクト指向プログラミング 2 継承とそれに関わる概念を説明でき、プログラムに活かすことができる。
3週 通信プロトコルTCP/IP 1 TCP/IPの階層構造について説明できる。
4週 通信プロトコルTCP/IP 2 TCP/IPについて実践的に役立つ知識を身につけている。
5週 TCP通信プログラミングの基礎 1 TCP通信の概要を説明できる。
6週 TCP通信プログラミングの基礎 2 TCP通信においてバイトデータを送受信できる。
7週 TCP通信プログラミングの基礎 3 TCP通信において文字データを送受信できる。
8週 TCP通信プログラミングの基礎 4 TCP通信においてクライアント要求への返信をおこなえる。
4thQ
9週 UDP通信プログラミングの基礎 1 UDP通信の概要について説明できる。
10週 UDP通信プログラミングの基礎 2 UDP通信においてバイトデータを送受信できる。
11週 UDP通信プログラミングの基礎 3 UDP通信において文字データを送受信できる。
12週 UDP通信プログラミングの基礎 4 UDP通信においてクライアント要求への返信をおこなえる。
13週 マルチキャスト通信プログラミング 1 RMI分散処理の仕組みを説明できる。
14週 マルチキャスト通信プログラミング 2 RMI分散処理の仕組みを説明でき実践できる。
15週 定期試験
16週 試験返却 間違えた問題の正解を導くことができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系プログラミング要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。5
ソフトウェアソースプログラムを解析することにより、計算量等のさまざまな観点から評価できる。5
同じ問題を解決する複数のプログラムを計算量等の観点から比較できる。5
コンピュータシステムユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。5
プロジェクト管理の必要性について説明することができる。5
システムプログラムコンパイラの役割と仕組みについて説明できる。5
情報通信ネットワークプロトコルの概念を説明できる。3
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。3
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。3
インターネットの概念を説明できる。3
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。3
主要なサーバの構築方法を理解している。4
情報通信ネットワークを利用したアプリケーションの作成方法を理解している。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力3000002050
専門的能力3000002050
分野横断的能力0000000