工学倫理(H31開講無し)

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 工学倫理(H31開講無し)
科目番号 0143 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 河村尚登,工学倫理,東京電機大学出版局
担当教員 専攻科 教員

到達目標

1.技術が,社会や自然に及ぼす影響や効果について説明できる.
2.技術者が,社会に対して負っている責任について説明できる.
3.技術者が,自己の良心,社会規範やルールに従って行動しなければならない理由を説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1安全設計,リスク管理,品質管理,製造物責任に関わる事例について,分析し対応策を説明することができる.安全設計,リスク管理,品質管理,製造物責任における倫理的課題を説明できる.安全設計,リスク管理,品質管理,製造物責任における倫理的課題を説明できない.
評価項目2工業所有権,著作権,ネットワークに関わる事例について,分析し対応策を説明することができる.工業所有権,著作権,ネットワークにおける倫理的な課題を説明できる.工業所有権,著作権,ネットワークにおける倫理的な課題を説明できない.
評価項目3企業内不祥事への対応,内部告発に関する制度,環境および生命に関わる事例について,分析し対応策を説明することができる.企業内不祥事への対応,内部告発に関する制度,環境および生命に関わる倫理的な課題について説明できる.企業内不祥事への対応,内部告発に関する制度,環境および生命に関わる倫理的な課題について説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1.技術者として,社会活動をするための倫理観を養う.
2.技術者として,実務上の諸問題に対する分析力,判断力を養成する.
授業の進め方・方法:
授業は,事例研究とプレゼンを中心に進めていきます.
注意点:
報告書の提出,プレゼンは必須です.報告書の提出が,締切日を過ぎた場合は遅刻として減点対象になります.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 概論 工学倫理を学ぶ目的を説明できる.
2週 組織における個人の責任,企業の社会的責任 組織における個人の責任,企業の社会的責任について説明できる.
3週 安全とリスク1(事例研究) 安全設計,リスク管理における倫理的課題を説明できる.
4週 安全とリスク2(プレゼン) 安全とリスクに関わる事例について,分析し対応策を説明することができる.
5週 品質管理と製造物責任1(事例研究) 品質管理,製造物責任における倫理的な課題を説明できる.
6週 品質管理と製造物責任2(プレゼン) 品質管理,製造物責任に関わる事例について,分析し対応策を説明することができる.
7週 工業所有権・著作権1(事例研究) 工業所有権,著作権における倫理的な課題を説明できる.
8週 工業所有権・著作権2(プレゼン) 工業所有権,著作権に関わる事例について,分析し対応策を説明することができる.
4thQ
9週 ネットワーク1(事例研究) ネットワークに関わる事例について,分析し対応策を説明することができる.
10週 ネットワーク2(プレゼン) ネットワークに関わる事例について,分析し対応策を説明することができる.
11週 企業不祥事・内部告発1(事例研究) 企業内不祥事への対応,内部告発に関する制度について説明できる.
12週 企業不祥事・内部告発2(プレゼン) 企業内不祥事,内部告発に関わる事例について,分析し対応策を説明することができる.
13週 環境倫理・生命倫理1(事例研究) 環境および生命に関わる倫理的な課題を説明できる.
14週 環境倫理・生命倫理2(プレゼン) 環境および生命に関わる事例について,分析し対応策を説明することができる.
15週 まとめ 技術者に必要とされる倫理について説明できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。4
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。4
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。4
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。4
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。4
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。4
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。4
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。4
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。4
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。4
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。4

評価割合

報告書発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合403000300100
基礎的能力20100010040
専門的能力20100010040
分野横断的能力0100010020