日本文化論

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 日本文化論
科目番号 0173 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 特に指定のものはない。プリントで対応する。
担当教員 豊田 尚子

到達目標

1.古来の日本文化に関する知見を深めることができる。
2.文化の消長や変遷に気付くことができる。
3.資料の扱い方や特性を知り、文化的教養を高めることができる。
4.資料の特性を生かし、アプローチの方法を提示することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1資料を適切に扱い、文化的価値やその特性を理解できる。資料を適切に扱い、文化的価値がわかる。資料を適切に扱うことができず、その価値を認識できない。
評価項目2与えられた課題について、独創的な私見を提示できる。与えられた課題について、正しい認識をもとに意見を提示できる。与えられた課題を完成させることができない。
評価項目3資料を正しく観察し、積極的に意見交換できる。資料を観察し、簡単な質疑や応答ができる。資料を正しく観察できず、私見を持つこともできない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
専攻科の授業では、日本文化の史的な特徴を、さまざまなジャンルの資料を用いて知見を深めることを目指す。この分野での「資料」とは、研究対象となりうる文献一般を指す。特に専攻科の授業では、活字化された現代の書籍より、原本に近いレプリカや影印本を資料として用いることが多い。手に取れる資料はなるべく実際に触って、その扱い方を学び、資料の構造を観察できる。自分の専門以外の分野でも、対象物を的確にとらえ、私見を持つことを目指している。
授業の進め方・方法:
1.古典の分野は、高校卒業程度の一般的な知識で対応できる。
2.授業は、実際にレプリカに触ったり、資料を題材にして作業することもある。積極的かつ丁寧に取り組むこと。
3.授業内に課題が作成できなければ、宿題として後日の提出を認めることもある。
注意点:
1.評価はすべて課題作成によることとする。計5回の課題と態度とで評価する。
2.課題の基準は、その課題内容により、着眼点、観察力、丁寧さ、類推力、情報収集力、分量などで評価する。
3.貴重な資料を取り扱うこともある。対象とする資料を正しく扱えるかを「態度」の項目で評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス ・授業の取り組み方、諸注意などの説明を受ける。
・日本文化論の学術的位置づけを確認することができる。
2週 研究方法の提示・1 ・研究方法について、アプローチの仕方を提示し、ディスカッションすることができる。
3週 研究方法の提示・2 ・研究方法について、アプローチの仕方を提示し、ディスカッションすることができる。
・課題①に取り組む。
4週 研究方法の提示・3 ・研究方法について、アプローチの仕方を提示し、ディスカッションすることができる。
5週 研究方法の提示・4 ・研究方法について、アプローチの仕方を提示し、ディスカッションすることができる。
6週 研究方法の提示・まとめ
資料別各論・歌集、歌合、歌論
(1)歌論の資料的価値と研究の可能性
・研究方法について、アプローチの仕方を提示し、ディスカッションすることができる。
・課題①に取り組む。
7週 資料別各論・歌集、歌合、歌論
(2)歌集の資料的価値
・歌集、歌合、歌論の関係を学び、代表的な歌合の具体例を知る。
・課題➁として、百人一首に関する発表の準備を行う。
8週 資料別各論・歌集、歌合、歌論
(2)歌集の資料的価値




・歌集、歌合、歌論の関係を学び、代表的な歌合の具体例を知る。
・課題➁として、百人一首に関する発表を行い、レポートにまとめることができる。
2ndQ
9週 資料別各論・歌集、歌合、歌論
(3)歌論と評価される和歌との関係
・歌集、歌合、歌論の関係を学び、代表的な歌合の具体例を知る。
・課題➁として、百人一首に関する発表を行い、レポートにまとめることができる。
10週 資料別各論・歌集、歌合、歌論
(3)歌論と評価される和歌との関係
・課題③の準備として、評価される歌語の組合わせを考える。
11週 資料別各論・歌集、歌合、歌論
(3)歌論と評価される和歌との関係
・課題③の準備として、評価される歌語の組合わせを考える。
12週 資料別各論・歌集、歌合、歌論
(3)歌論と評価される和歌との関係
・課題③として、評価される歌語の組み合わせを発表し、相互評価することができる。
13週 資料別各論・なぞなぞ
⑴基本的な用語
・なぞなぞの基礎的な用語を学び、学習の目的、解法の作成方法を知る。
14週 資料別各論・なぞなぞ
⑵初級のなぞなぞと解法
・初級のなぞなぞを解く
15週 資料別各論・なぞなぞ
⑶中級・上級のなぞなぞと解法
・中級・上級のなぞなぞを解き、課題④を作成する。
・最終課題として、これまでの知見と成果をレポートにまとめることができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00010900100
基礎的能力00010900100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000